かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

名古屋市役所庁舎(中区三の丸)

2010-08-11 | 名古屋の近代建築

大津通建築散歩~その5

隣接する愛知県庁と並び東海地方を代表する帝冠様式の建築で、外観は競技設計として公募されました。
愛知県庁の天守閣に対し、中央にそびえる塔屋がひときわ目を引きます。
塔の屋根は二重になっていて、上の屋根には名古屋城とおそろいの四方にらみの鯱(シャチ)が鎮座しています。

◆名古屋市役所庁舎/名古屋市中区三の丸3丁目3-1
 竣工:昭和8年(1933)
 設計:平林金吾(外観)・佐野利器(構造)
 施工:大倉土木
 構造:RC造地上5階、地下1階
 撮影:2010/5/5
 ※国登録有形文化財



70年前の街角の風景が、現在も変わらず残っています




中央にそそり立つ和風屋根の塔はかなりのインパクトです




玄関正面



シャチをいただく二重屋根の塔