布袋駅周辺は、明治時代には駅南の小折地区に旧丹羽郡の役所が置かれ、小折と名古屋を結ぶ岩倉街道が開かれたため、経済、交通の要所として賑わいましたが、戦後は古知野町、布袋町などが合併し江南市になり、市の中心は市役所のある江南駅周辺の古知野地区に移りました。
そのため開発が遅れた布袋地区は、大正元年築の布袋駅に象徴されるように昭和の香りが漂う静かな町並が残っていましたが、駅の高架化に伴う再開発で町の様子も変わり、木造の布袋駅舎をはじめ、わたし好みの古い建物はほとんど姿を消してしまいました。
下の建物は5~13年ほど前に布袋町界隈で撮影したものですが、現在は全て取り壊され現存していません。
◆旧布袋駅舎(撮影:1998/08/23)
◆木造下見板の洋館(撮影:1998/08/23)
◆小折の公会堂(撮影:1999/10/17)
◆駅前通にあった布袋支所(撮影:1998/08/23)
◆元は愛北信用金庫だったのですが、この時点で「信」と「金」の文字しか残っていませんでした
(撮影:2006/09/17)