名古屋市中区の外堀通り沿いの公園に住むライオンです。向かいの日本郵便東海支社(昭和13年)探訪の際に偶然見つけたのですが、テニスコートの脇に行儀よくお座りしている姿はなかなか愛らしいものがあります。
市街地に住むライオンと言えば、マンションの玄関脇に座っているのをよく見かけますが、こちらのライオンはそれとは関係がないようで、台座には「ライオンヘルスパーク」の銘が入っています。これとそっくりなライオンを東山動物園のライオン舎の前で見かけた覚えがあるのですが、確か台座には「ライオン歯磨」と入っていたようです。
この公園のライオンと「ライオン歯磨」との関係は定かではありませんが、かなり年季の入った姿から察すると、昭和30~40年代生まれの老ライオンとお見受けしました。これからも公園の片隅で、長生きしてくれるのを望むばかりです。
■口を開け鋭い眼光で睨む姿はなかなか勇壮で、タテガミやヒゲ、爪など細部にわたりしっかり造り込まれています