ジャズを聴きはじめたころ、チック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」、ハービー・ハンコックの「処女航海」、それとウェザーの「ヘヴィー・ウェザー」は毎日のように聴いていました。
いずれのアルバムも、60年代から70年代にかけて新しい方向に向かったジャズなので、ロック少年だった僕にはジャズへの入り口としては最適だったようです。
とくに「ヘヴィー・ウェザー」はロック色の強いジャズ・フュージョンで、エレキ楽器を駆使したファンキーでポップな演奏は、ロック耳にも心地良く入ってきました。
ウェザー・リポートは電化マイルス・グループの中心だったジョー・ザヴィヌル(キーボード)とウェイン・ショーター(サックス)が1971年に結成、70年代のジャズ・フュージョンシーンをリードしました。
特にこのアルバムは、当時革新的なベース奏者だったジャコ・パストリアスが参加、グループの人気を決定づけた一枚です。
■ヘヴィー・ウェザー(Heavy Weather)/1976年
一曲目の「バードランド」のつかみのリフは、いっぱつでロック少年の心をわしづかみにしました
■近代建築を再活用したレトロモダンな喫茶店~ジャズが似合いそうです
(岐阜県美濃加茂市旧中山道)