市の中心街に戦前の銀行建築が3件現存しています。同じ時期の銀行建築ですが、それぞれ異なった外観デザインを採用しているので楽しめます。
●旧彦根信用金庫本店/大正13年/本町
現在は俳遊館として再利用されています。大正の時代を感じさせるセセッション風のモダンな建物。
●滋賀銀行彦根支店(旧百三十三銀行本店)/大正13~14年/銀座町3
ちょっと見は四角い箱のようですが、連続の縦長窓と正面の列柱に、銀行建築らしい古典様式の面影が感じられます。玄関廻りにはお約束の装飾が施され、現代建築とは一味違う細部へのこだわりが見られます。
●滋賀中央信用金庫銀座支店(旧明治銀行彦根支店)/大正13年/河原3
角を玄関にしてマンサード風の屋根を設け、その両脇に切妻屋根を配しています。お堅い銀行建築らしくない赤い屋根がかわいらしく、ちょっと珍しい洋館風の銀行建築です。
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