JR醒ヶ井駅前から東へ延びる街道を50mほど行くと、右手に立派な唐破風のある和風の建物があります。玄関脇には「明治時代の醒井小学校の玄関」の表示がある案内板が設置してあり、明治26年竣工の尋常高等小学校の玄関を当地に移築し保存した旨の解説が書かれています。
玄関に付属している建物も、大正2年に建てられた「醒井楼」という料理旅館だった建物で、昭和27年からは松尾寺政所として活用されてきました。現在は松尾寺の本堂が松尾寺山山麓に再建され、養鱒場の近くに移転した醒井楼とともに観光名所になっています。
■明治期の小学校の玄関が近代和風建築の大正期の料理旅館と合体し、ひとつの建物として違和感なく調和しています
■むくり屋根の唐破風にはお約束の立派な鬼瓦が載ります
■竜の鬼瓦とその下の懸魚の造形はまさに芸術品
◆醒井尋常高等小学校玄関・旧醒井楼/滋賀県米原市醒井
竣工:玄関~明治26年(1893)/醒井楼~大正2年(1913)
構造:木造
撮影:2013/11/23
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