素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

松阪から伊勢本街道(国道368号)で帰る

2023年03月24日 | 日記
 孫が小学校生活を始める。経験上、4月は保育園に通っている時よりも放課後早く帰ったりするので関わる時間が増えると思う。となると松阪に行く余裕がなくなるので2週間前にも行ったが、今日、母と弟と恒例になりつつあるシェロアンヌでのランチをすることにした。2週間前は弟が都合が悪く会うことができなかったので実家のことについても3人でゆっくり話しておきたいとも思った。シェロアンヌのビーフシチューメインのランチコースをペロリと平らげ、コメダ珈琲では私と弟はホットティーとコーヒーしか受け付けないのに、母はアイスコーヒーと冷やしぜんざいを注文した。その飲食の様子を見て安心した。2時間余り有意義な時を過ごし15時にベタニヤシニアホームを後にした。

 その時に、ふと「同じ道を戻るのはイヤだな」という思いが湧いてきた。大阪から伊勢志摩方面へ行くルートはおおまかに7つほどあり、子供が小さい頃から帰省する時には変化をつけるためいろいろなルートを走ったが、1つだけ走っていないルートがあった。それは伊勢本街道と呼ばれる国道368号である。かねてから「いつかはこのルートで行きたい」と思っていたので道路地図でルートは調べてあった。地図のピンクのラインの右の起点が母の施設で、出ると普通は交差点で右折して伊勢自動車道の松坂ICに向かうのだが、衝動的に左折して国道166号で伊勢本街道(国道368号)を目指した。

20分余り走ると国道368号と分岐する交差点となる。右折して国道368号に入る。下仁柿の集落を過ぎると「この先大型車通行不可」の標示板があるが「伊勢本街道」ののぼり旗が嬉しくてルンルン気分で車を進めた。上仁柿の集落を過ぎるところから二車線のゆったりした状態から急に道幅が狭くなってきた。集落を抜けて杉林に入ると標示板の意味が理解できた。軽自動車でも左右に余裕を感じない幅の道がつづら折りになっている。対向車との離合場所に神経をとがらせながらの運転となり、最近味わったことのない「アドレナリンがドバッ!」という感じになった。紫の丸の部分だが、地図では読み取れない難所であった。

 幸いだったのは、坂道が急でなかったことと抜けるまでの17分間で対向車が5台だったこと。家に着いてから調べてみると交通量は結構多いみたいで離合のための渋滞が発生するらしい。知る人ぞ知る難所だけに多くの動画投稿があったが、実際に走った感覚が良く伝わるのは下のもの。
国道368号線 仁柿峠での出来事・・・・


 こういう状態に遭遇しなかったのはラッキーだった。この区間に延長3,920 m、幅員7.0 mの仁柿峠バイパスをつくることが1990年度(平成2年度)に事業化されたが令和の今になっても完成していない。2021年度(令和3年度)の予定では2033年度事業完了みたいで、あと10年もかかるとは気の遠くなる話だ。

 峠を抜けると後は快走、ほんの数分前のことが悪夢のように思えた。いつものルートなら17時40分に家に到着だが、今日は19時過ぎに到着。1時間半ほど多く走ったが疲れはまったくなかった。国道166号を右折しないでそのまま直進しても最後は桜井市に行くことが出来るという大回りの新ルートの発見もあった。いつの日かこのルートで松阪へ行くという楽しみができた。

 
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