
自宅の庭の一角に植えているサフランが咲き開いた。
この辺りはいろんなものを植えている。いわばワイルドガーデン風になっていて、気を付けて観ないと見逃してしまう。
ちょうど一年前にブログにサフランを上げていて、それで観に行ったら3輪咲いていて、うち2輪は見ごろを過ぎていた。
このところ何かと忙しくしていて、庭の片隅まで目が行っていなかった。
忙しいという字は、心を亡くすと書く。
英語のbusyの語源は、古英語 bisig だそうで、意味は「気にかける」だそうだ。
忙しい時ほど、よほど注意して周囲に気をかけていかなければならない(反省)。

このところ忙しい理由の一つが、単身生活にある。
家人が出かけていて、留守中、掃除、洗濯、食事の用意などまじめに家事をひとりでこなしている。
今朝は危うく資源ごみを出し忘れるところだった。
ごみ出しの時間を少し過ぎて、あわてて持って行ったら、やはり遅れてこられた老男性の先客があった。
少し離れて待っていて、交代したら、あらあら瓶と缶を分けずに出してあった。
先客の分まで分別して、自分は間違えないように「気をかけて」きたのだった。
閑話休題、昨年の台風で倒れて、栽培を諦めたバラが花開いた。
台風の後、根こそぎ掘り出したつもりが、残っていた根からシュートが出て、再生したものだ。
春にはまだ蕾もつけなかった。今も幹は細い。
1輪だけ咲いたお花を、切り取ってグラスに活けてみた。
芳い香りがしている。
