shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

鳥と山を観ながら諏訪湖を2周(後半/カワアイサなど)

2023-01-16 05:30:00 | 
鳥と山を観ながら諏訪湖を2周(前半/ホオジロガモ、ミコアイサ)からの続きです。

釜口水門でホオジロガモとミコアイサを撮り終えたら、時刻は9時半になっていた。
気温はマイナス4℃になっていた。
次の撮影地の石彫公園(せきちょうこうえん)まで車で移動する。
車を駐めて、外に出ると目の前に真っ白な山が聳えて見えた。山の名前がすぐには分からなかった。


方向は北になる。すると北アルプスか?
だったらあの山の形は奥穂高岳だ! 整理できるまで時間がかかった。
地図で確かめてみて、間違いないことが分かった。
奥穂高岳の右が涸沢岳、さらに右が北穂高岳になる。左端のピークは西穂高岳だ。穂高連峰がこんなに近くに見えるのは驚きだった。


石彫公園は航空写真に記された地点では、RAKO華乃井ホテルと片倉館の間にある。近くに蒸気機関車D51も展示されている。

(Google Map)

さて、穂高に目を奪われて、水鳥がおろそかになってしまった。
湖面をカワアイサの行列が泳いでいた。島影に隠れる寸前に、行列の最後尾を撮ることが出来た。
その後、湖岸を歩くと別のカワアイサの群れに出会った。一番大きな群れでは54羽のカワアイサがいた。また、さらに別の場所でも小群に出会い、じっくり写真を撮らせてもらった。
カワアイサアは、♀が実にワイルドでキュートだと思う。でもヒトだったら、ちょっと近寄りがたいかもしれない。
■カワアイサ
Common Merganser

カモ目カモ科ウミアイサ属
Mergus merganser
川秋沙/L65cm


<カワアイサの♂>






<カワアイサの♀>






昨年3月にたくさんいたマガモとヒドリガモは、数が少なかった。カルガモも数羽を観ただけだった。
■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm










■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm


石彫公園の真向かいの湖上に八重垣姫の像がある。昨年来たときには、八重垣姫が担いでいる兜の上に、時間を隔ててカワウとハシボソガラスが止まっていた。
今年はそこにトビがいた。
■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm




お昼に近づいたので車で反時計回りに湖を周り、鳥を探しながら、ラーメン店も探しながら走った。
途中、諏訪湖ハイツ付近や、岡谷湖畔公園にも立ち寄った。岡谷湖畔公園の沖合には、カンムリカイツブリが数百羽いたように見えた。
しかし、逆光になるので、まともな写真は撮れなかった。
結局、ラーメン店も見つからず、釜口水門まで来てしまった。
折角なので車を駐めて、再び水門から鳥の様子を伺い、その後付近を散歩することにした。

■カイツブリ
Little grebe

カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm




■セグロセキレイ
Japanese Wagtail

スズメ目セキレイ科
Motacilla grandis
背黒鶺鴒/L21cm


■ハクセキレイ
White Wagtail

スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla alba lugens
白鶺鴒/L21cm


今年初めてモズの姿を観た。昨年3月に来たときはジョウビタキを観たが、今回はいなかった。
■モズ
Bull-headed shrike

スズメ目モズ科モズ属
Lanius bucephalus
百舌・鵙/L20cm




食事の後、再び石彫公園に戻り、湖岸を東へ向けて歩いた。
お昼の気温は、まだ氷点下だった。
少し風が出てきていた。湖がぎしぎし音を立て始めた。見ると割れた氷が幾重にもせり上げってきていた。
■湖岸の風景(iPhoneで撮影)




その後湖岸を散歩したが、特にめぼしい写真は撮れなかった。
ホテルのチェックインの時間となったので、早めにホテルに入り、温泉に浸かることにした。
翌日は、8時にホテルをチェックアウトし、次の目的地へ向かった。気温はマイナス4℃で、車のフロントガラスは凍り付いていたが、もう寒くはなかった。

1月12日に諏訪湖で観た鳥は、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ホシハジロ、ホオジロガモ、カワアイサ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ダイサギ、アオサギ、オオバン、セグロセキレイ、ハクセキレイ、モズ、スズメ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、トビの19種になった。
満足できる鳥果となったことは、言うまでもない。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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Unknown (なつみかん)
2023-01-16 07:05:00
おはようございます。
雪を被った穂高連峰が美しいですね!!
大昔、西穂高に行ったことを思い出しました。

それにしてもカワアイサがそんなにたくさんいるのですね。
メスの頭がワイルドですね。
でも、オスの方も昔流行ったリーゼントスタイル(笑)
夫婦揃ってヤンチャな感じです。

マガモ、カルガモはきっと宇治川に来てるんですよ。
すごく沢山います。

昼間でも氷点下とは私だったら耐えられないですが、山で鍛えられてるだけありますね!!
沢山の鳥果、私も楽しませていただきました(^^)
返信する
なつみかんさん おはようございます (shu)
2023-01-16 08:21:15
コメントありがとうございます。
穂高がこんなに近くで観られるなんて、知りませんでした。
しかも、周りの山に遮られたのが幸いして、額縁に入っているかのようでした。

カワアイサは独特ですね。
ウミアイサの場合、♂にもぼさぼさの冠羽があるのですが、カワアイサは♀だけ。
余計に♀のワイルドさが目立ちます。
そういえば、ウミアイサの写真はまともなものが撮れていません。
今度はウミアイサを観に出かけたくなりました。

マガモ、カルガモはきっとそちらへ行っているのですね。
カモにとってもマイナス8℃は寒いですし、湖に氷が張ると居場所がなくなりますよね。
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2023-01-16 08:37:00
なつみかんさんも書かれていますが、
カワアイサ、メスのモヒカンみたいなヘアスタイル、
だいたい、メスのほうがおとなしいスタイルが
多いので、珍しい~

奥穂高岳、
真っ白の白さに標高が高いのを感じます。

余談ですが、
大昔、諏訪湖の花火を見て、ロープウェイの入り口手前で、
どこだか忘れたんですが、テントで寝て、
翌日、ロープウェイで上って、独標の手前まで、
登ったことを思い出します^^
返信する
attsu1さん おはようございます (shu)
2023-01-16 09:10:56
コメントありがとうございます。
カワアイサは♀だけにぼさぼさの冠羽があるので、余計に目立ちますよね。
ウミアイサの場合、♂・♀共に冠羽があります。

穂高は何度も眺めていますが登っていません。
これまで計画を立てても、何らかの理由で行けていません。
昨年はコロナで断念しました。

ロープウエイは、新穂高ロープウエイのことですか?
なつみかんさんが西穂高に行ったことがあると書かれていますが、このロープウエイを降りたところが、西穂高口になります。
そこから西穂高山荘、丸山、独標を経て西穂高岳へ向かいます。
返信する
再び水門へ? (ran1005)
2023-01-16 10:28:31
上諏訪温泉側の湖岸公園からは穂高連峰が、岡谷の湖岸公園からは八ヶ岳が手に取る様に眺望できます。
そうでしたか・・・
再び水門に、向かわれたのですか。
石彫公園付近はヒドリガモやマガモしか渡来しておらず
私も出かける時にはカワアイサやオカヨシガモ狙いです。
湖岸が結氷すると他の水鳥は激減しますが、カワアイサが集結しますネ。
翌日も零下で・・・
私もお昼頃出かけて見ましたら、カワアイサの集団が見られました。
湖岸近くではツガイらしきしが、1組遊泳していましたが多数は寒さで蹲って居ましたヨ。
蹲って居るカワアイサの足が赤くて大きい事!
またblogしてみたいと思っています。

やはり、諏訪湖の野鳥は水門付近が面白いですネ。
まもなく、ツグミも渡来すると思います。
葦の奥にトラツグミが毎年渡来している様ですが・・・
私は未だ見た事がありません。
セグロセキレイもかなり以前に水門付近で観察しましたが・・・
他所では滅多に見られません。
今回、諏訪湖の野鳥の取材旅行を拝見して最高に楽しかったです!
返信する
おそようございます! (さざんか)
2023-01-16 10:30:07
諏訪湖から見える穂高連峰が、真っ白で美しいですね。
富士山も北アルプスも見えて最高です。
カワアイサの♀にはびっくりです。
♀の方が目立つなんて珍しいですね。
髪を金髪に染めたちょっとワルの若者みたいです。
♂の嘴の先も独特ですね。
マガモの飛翔する姿のお写真、素晴らしいです。
湖畔に割れた氷がせり上がる様子も凄いですね。
昼に氷点下とは、真冬日ですね。
寒い中での撮影、お疲れ様でした。
風邪は大丈夫でしたか?
返信する
ran1005さん こんにちは (shu)
2023-01-16 12:46:46
コメントありがとうございます。
そうなんです。石彫公園から下諏訪博物館へ、さらに進んで、できるだけ湖に沿った道を走りました。
結果として、再び釜口水門に着いてしまいました。
私が今回一番多く観た鳥は、カンムリカイツブリだったように思います。特に岡谷湖畔公園辺りに多くいました。

ツグミは今季まだ観ていません。例年だとウチの近所で観られるのですが、どうしたのでしょう?
セグロセキレイは水場に多いですね。ウチの近所の池でも、水が流れてくる所で餌を探しています。
ranさんのブログを楽しみにしています。
今度伺うときは、そっと行くと思いますが、いずれまた参上するつもりです。
返信する
さざんかさん こんにちは (shu)
2023-01-16 12:57:57
コメントありがとうございます。
諏訪湖から穂高連峰が、それもこんな近くに見えるとは知りませんでした。
富士山はこの日は見えませんでした。翌日、国道20号から観た甲斐駒ヶ岳が秀逸でした。
思わず車を停めて写真を撮ろうかと思いましたが、次の目的地へ急ぐことにしました。
今思うと残念なことをしました。なぜなら、次の目的地では、鳥果がなかったからです。

カワアイサの♀はご覧になっていませんでしたか?
確かに髪を金髪に染めた若者のようですが、私にもっと貫禄のある年配の女性のように見えます。
いずれにしても凄みがありますね。
湖の氷がせり上げる様子。かなり大きな音を立てます。
風邪の方は治ったのかどうか分かりません。年末から倦怠感がずっと続いています。
ご心配いただき、ありがとうございます。
返信する
驚きと幸福感 (ninbu)
2023-01-16 18:14:22
shuさん、こんばんは。
北アルプスの穂高連峰の写真を近くで見た驚き、よくわかります。
25年以上前、山梨県甲府市に2年半程過ごした折に、見た南アルプス
の山々を思い出します。富士山や南アルプスの山々を、目の前で見る
驚きと幸福感を満喫したものです。

カワアイサアの♀は♂に比べ、色が鮮やかで綺麗ですね。私の認識では
♂の方が綺麗ですが、カワアイサの場合、逆のような気がします。
マガモの飛翔シーン、水面では見られないこれも美しい姿ですね。
その他の鳥も、大きく鮮明に写された写真を楽しむことができました。

石彫公園湖岸に風でせりあがった割れた氷、なかなか見ることのできない
光景です。いかにも諏訪湖の寒さを感じさせる、面白い写真です。
2回に渡り、懐かしい諏訪湖の写真と鳥を楽しませていただきました。
返信する
ninbuさん こんばんは (shu)
2023-01-16 18:35:52
コメントありがとうございます。
諏訪湖のことをよくご存じのninbuさんから、懐かしいとのコメントをいただき、よかったです。
カモの中で、カワアイサは特別です。
スズガモもメスの方が目立ちますが、目立ち方がまったく違います。

今回で今年のカモの取材は一旦休憩です。
今日、カメラをメンテナンスに出しました。
また戻ってきたら撮り始めるかもしれません。
明日からは、花の写真と山の写真に挑戦したいと思います。
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