我が家の庭のヤマボウシの樹に架けた巣箱で、シジュウカラが子育てをしている。
(前報はこちら→リンク)
5月2日に雛(ひな)が孵った。ただ今は親のオス・メスが揃って雛に餌を運んでいる。
親がどのくらいの頻度で餌を運んでいるのかを調べた。
■5月6日(くもり)12時50分~13時50分。 1時間で8回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。雛の体温調整のために添い寝していたものと思われる。
■5月9日(くもり)9時15分~10時15分。 1時間で10回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。まだ添い寝が必要だったのだろう。
■5月13日(雨)14時20分~15時20分。 1時間で12回餌を運んだ。途中に親が巣の中に籠ることはなかった。雛が十分育ち、自分で体温調整ができるため、添い寝の必要がなくなったと思われた。
雛の成長と共に、親が餌を運ぶ頻度が高くなった。親が餌を見つける能力が高まったことも理由の一つかもしれない。
次に、どんな餌を採っているのか、写真をもとに見ていく。
先ずは、5月6~11日に撮った写真。どんな餌を運んでいたかを知るために撮ったもので、ピントの甘い写真もあるが、ご容赦いただきたい。同じような写真ばかりなので、飛ばして見ていただければと思う。






















これからは5月12、13日に撮った写真。

















以上39枚の写真をもとにデータを整理する。
■5月6~11日の調査では、成虫5個(23%)、褐色または黒色の幼虫7個(32%)、緑色の幼虫10個(45%)、合計22個を採っていた。
■5月12、13日の調査では、成虫4個(24%)、褐色または黒色の幼虫7個(41%)、緑色の幼虫6個(35%)、合計17個を採っていた。
5月6~11日の調査と5月12、13日の調査を比較すると、5月12、13日の調査で褐色または黒色の幼虫の比率が増加したが、全体としては大きな差はなかった。
次に親が巣箱から出る際の行動である。
親はオス・メス共に巣箱から出ると一目散に次の餌を探しに出かけていた。
その中で1度だけ、メスのシジュウカラが巣箱から出てきて、1分ほど樹の枝に止まっているのを見た。休んでいたのか、それとも私の方をじっと見ていたのかは不明だ。

それ以外はすぐに飛び立った。


巣箱から出る際に、かなりの割合で雛の糞を咥えて運び去っていることが確認できた。それがオス、メスで差があるかは分からなかった。
巣立ちの予定日は5月18~21日ごろである。それまであまり邪魔をしないようにしながら、子育ての様子を観ていこうと思う。
(前報はこちら→リンク)
5月2日に雛(ひな)が孵った。ただ今は親のオス・メスが揃って雛に餌を運んでいる。
親がどのくらいの頻度で餌を運んでいるのかを調べた。
■5月6日(くもり)12時50分~13時50分。 1時間で8回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。雛の体温調整のために添い寝していたものと思われる。
■5月9日(くもり)9時15分~10時15分。 1時間で10回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。まだ添い寝が必要だったのだろう。
■5月13日(雨)14時20分~15時20分。 1時間で12回餌を運んだ。途中に親が巣の中に籠ることはなかった。雛が十分育ち、自分で体温調整ができるため、添い寝の必要がなくなったと思われた。
雛の成長と共に、親が餌を運ぶ頻度が高くなった。親が餌を見つける能力が高まったことも理由の一つかもしれない。
次に、どんな餌を採っているのか、写真をもとに見ていく。
先ずは、5月6~11日に撮った写真。どんな餌を運んでいたかを知るために撮ったもので、ピントの甘い写真もあるが、ご容赦いただきたい。同じような写真ばかりなので、飛ばして見ていただければと思う。






















これからは5月12、13日に撮った写真。

















以上39枚の写真をもとにデータを整理する。
■5月6~11日の調査では、成虫5個(23%)、褐色または黒色の幼虫7個(32%)、緑色の幼虫10個(45%)、合計22個を採っていた。
■5月12、13日の調査では、成虫4個(24%)、褐色または黒色の幼虫7個(41%)、緑色の幼虫6個(35%)、合計17個を採っていた。
5月6~11日の調査と5月12、13日の調査を比較すると、5月12、13日の調査で褐色または黒色の幼虫の比率が増加したが、全体としては大きな差はなかった。
次に親が巣箱から出る際の行動である。
親はオス・メス共に巣箱から出ると一目散に次の餌を探しに出かけていた。
その中で1度だけ、メスのシジュウカラが巣箱から出てきて、1分ほど樹の枝に止まっているのを見た。休んでいたのか、それとも私の方をじっと見ていたのかは不明だ。

それ以外はすぐに飛び立った。


巣箱から出る際に、かなりの割合で雛の糞を咥えて運び去っていることが確認できた。それがオス、メスで差があるかは分からなかった。
巣立ちの予定日は5月18~21日ごろである。それまであまり邪魔をしないようにしながら、子育ての様子を観ていこうと思う。
順調に雛たちが成長しているのが伝わってきます。
鳥たちって、人間と違い、
美味しいとかまずいとかじゃなくて、選り好みしないで、変な話し、量をたくさんあげていることが
分かります。
小さい虫たち、あるところ色々な栄養がバランス良くあるってことかと思いました。
楽しい記事ありがとうございます^^
今は鳥の子育ての時期ですね。そのうち、毛並みがそろていない、若鳥が見られるようになりますね。
おはようございます。
巣立ちまでに、二羽の親が運んでくる幼虫など虫の数はいったいどれほどになるのでしょう?
きちんとその数を記録されているshuもすごいですね!
昔我が家のヤマガラの子育てを巣の中にカメラを入れて観察したことがあるのですが、小さい頃の雛の糞は親鳥が食べていました。
大きくなってから外へくわえて運び出していました。
子どものころから観察するのが好きでした。動きのある生き物を観るのは、特に楽しいですね。
今は居間にいながらシジュウカラを観察できるので、毎日観ています。
その分、外へ出られなくなっています(笑)
今週末には巣立ちだと思います。
それまで楽しい日々が続きます。
ただ今、ちょうど愛鳥週間の真っただ中です。
様々な鳥が、様々な場所で子育てをしていますね。
野鳥を見かけることも多くなりました。巣立つと若鳥が見られますね。
昨日、家の庭にシメが舞い降りました。
恐らく初めてのことだと思います。
残念ながら写真を撮ることはできませんでした。
今年は巣箱を架けていらっしゃらないのですか?
ヤマガラもきれいな声で鳴くので、身近にいてくれたら嬉しいでしょうね。
今朝はエナガを見せていただきました。
この後も、いろんな鳥の子育てや幼鳥の様子など、見せていただけるものと期待しています。
1つがいのシジュウカラが雛に運ぶ餌ですが、10匹/1時間×14時間/日×18日=2520匹ほどではないかと思います。
それを6羽の雛が食べるとすると、1羽の雛が巣立ちまでに食べる虫の数は、2520÷6=420匹/羽 ほどになると思います。
シジュウカラの子育て時の生態について、万博記念公園での調査内容が公開されていました。
https://www.expo70-park.jp/cause/nature/foreset-efforts/foreset-efforts-03/
シジュウカラの親鳥が餌をあげる回数、餌の種類の各々を観察、
そして分析までされるとは、貴重な記録ですね。(^.^)
このように、観察データをもとに、シジュウカラの子育ての様子
を解説されると、とても説得力があります。さすが、shuさんだと
感心してしまいます。
普段何気なく、ツバメやスズメが餌を運んでいる姿を目にしていますが、
これだけの労力をかけて、子育てをしているのだと思うと健気ですね。
人間同様、動物たちの親はどこまでも子供を第一に、愛情を持って育て
ているのだと、改めて感動しました。
とても良い記録と分析を提供いただき、ありがとうございました。
暇に任せて、そして自宅の居間にいてできることなので、大したことはありません。
小学生なら褒めてもらえる内容かもしれませんね(笑)
餌を運ぶ頻度は、2年前に1時間に13回だったと思いますので、ほぼ同じでした。
10分間に3~4回来ることもあれば、1度も来ないこともありました。
理由はよく分かりませんが、餌を採るのは簡単ではなさそうです。
テレビで観たのですが、果樹農家の中には毛虫がついても鳥が食べるので、消毒の必要がないという所もあるそうです。
農薬をかけるより、巣箱を架けた方が安上がりでしょうね。
ちなみに、我が家の樹々も無農薬です。
リビングで三脚を立てて撮られたのですか?
お写真も綺麗に撮れていますね。
その忍耐力に脱帽です。
シジュウカラは、よくもまあこんなに沢山の幼虫を見つけるものだと感心してしまいます。
shuさんのお庭の木々は消毒する必要がありませんんね。
雛は何羽いるのでしょうね。
口を開けて餌をねだっている様子が目に浮かびます。
巣立ちの瞬間が見られるといいですね。
居間にいて、窓の外を見ているだけです。
三脚を使ったのは最初の1枚だけで、レンズも違います。
あとは手持ちで撮っています。
最初の1枚は幼虫の眼も分かるくらい解像度がいいのに対し、他はそうでもないですね。
やはり手抜きをすると質が落ちます。
シジュウカラはどこで餌を採っているのか、不明です。
たいてい巣箱から飛び出すと、我が家の屋根を越えて飛んでいくようです。
そこには小学校と中学校が並んでいて、樹木が多いです。
餌を採る所には困っていないようです。
今朝、巣箱の下を通ったら、雛が鳴く声が聞こえてきました。
この声が大きくなって、家の中にいても聞こえるようになると、巣立ちが近いです。