shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

荒島岳で白山とイワウチワを観たの記(その③)

2024-05-02 06:26:17 | 山行・旅行
この記事は、荒島岳で白山とイワウチワを観たの記(その②)の続きです。
荒島岳の地図と登山ルートは下記をクリックするとご覧になれます。


シャクナゲ平で勝原(かどはら)コースと合流し、荒島岳へ向かう。さらに佐間コースが合流すると、その先にもちが壁という急登となる。急登ではあるが距離が短いのでゆっくり歩けば問題ない。
途中白山がよく見えた。


シャクナゲ平ではまだ蕾が固かったシャクナゲだが、ここでは開き始めた花が見えた。陽当りがよいからだろう。
この山で観られるシャクナゲはホンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属の常緑低木)だ。花の特徴として花冠が7裂するが、まだ開ききっていないので分からない。
 

もちが壁の急坂を登りながら、白山の写真を何枚か撮った。ちょっとした休憩になった。写真はいずれもさほど変わらない構図だが、ともかく白山がきれいだった。




咲き始めたばかりのムシカリ(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木または小高木)。


まだカタクリ(ユリ科カタクリ属の多年草)が咲いていた。


トクワカソウ(イワウメ科イワウチワ属の多年草)とショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)が並んで咲いていた。


こちらではカタクリとショウジョウバカマ、さらにショウジョウバカマとトクワカソウ。
 

トクワカソウ(フラッシュ撮影)。


山頂近くから観た白山。


11時7分に山頂に到着した。山頂直下にまだ雪が残っていた。
大勢のハイカーが山頂を囲むようにして休んでいた。運良く木陰に場所を見つけて休憩した。
山頂から御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰が見えていた。写真を撮ったが霞んでいたので、載せるのは止めにしよう。
 

20分ほど休憩して下山についた。下山中もカメラを首から肩にかけて、花の写真を撮った。
オオバキスミレ(スミレ科スミレ属の多年草)だろうか。


登りで観たときは花が閉じていたミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属の多年草)は、どれも開いていた。






可愛いショウジョウバカマ。


イワナシ(ツツジ科イワナシ属の常緑小低木)。


トクワカソウ。




エチゴツルキジムシロ(バラ科キジムシロ属の多年草)だろうか。
ウィキペディアによると、エチゴツルキジムシロは、本州の秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県にかけた日本海側に分布し、山地のやや日当たりの良い斜面などに生育する。愛知県、岐阜県にも分布する。




キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)が咲いていた。


ミヤマスミレ(スミレ科スミレ属の多年草)。


ハルトラノオ(タデ科イブキトラノオ属の多年草)。


ヤマエンゴサク(ケシ科キケマン属の多年草)。


青花のキクザキイチゲが2ヶ所で観られた。




オオタチツボスミレ(スミレ科スミレ属の多年草)。


ニョイスミレ(スミレ科スミレ属の多年草)。




ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)を撮り終えて、ようやくカメラをザックにしまうことができた。










15時19分にクルマを駐めておいた場所に着いた。周りのクルマの数がずいぶん減っていた。

荒島岳で白山とイワウチワを観たの記(完)

撮影:2024/04/28

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニリンソウ (takan32)
2024-05-02 19:47:32
shuさんへ、晴れて天気のいい日の登山でよかったですね。
ニリンソウは、私は、去年のゴールデンウィークに富山県にった時、称名滝へ行く道で見ました。
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やっぱり季節逆戻り (なつみかん)
2024-05-02 21:50:10
shuさん、こんばんは。
昨日に引き続き、早春の花たちのオンパレード。
(やはりトクワカソウはパッと見、イワウチワですね)

ムシカリはオオカメノキの別名でしたでしょうか。
紫のキクザキイチゲも綺麗ですね。
ニリンソウのお花畑も最高です!
いい山歩きされましたね~
毎年行きたくなるのがよく分かります。

明日から四連休ですが、どこに行っても混んでいるので、地元でウロウロしています・・・
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Unknown (山歩き)
2024-05-02 22:38:51
shuさんこんばんは。荒島岳で白山とイワウチワを観たの記の完結お疲れさまでした。
写真の整理、お花の同定に時間がかかると思いますが、難なくこなしてしまわれますね。

今回はスミレの仲間としないで、ミヤマスミレ、オオタチツボスミレとされましたので、参考にさせていただきます。

今日は姫神山に登りましたので、こんな時間になりました。青色系のスミレの仲間は3種類あったと思います。毎年見ているのに毎回悩みます。

shuさんが白山を大事にして、たくさんの写真を撮る気持ちがよく分かります。
私は岩手山が見えるか、見えないか、どこへ行っても気になりますし、遠くの山から見えると嬉しくなります。
返信する
オオバキスミレ (keitann)
2024-05-02 23:37:58
こんばんは。
オオバキスミレをご覧になったのですね。
すごく羨ましいですよ。
オオバキスミレは豪雪地帯でしか咲かないスミレで、私は北アルプスでしか見てないのです。四国にはもちろん咲かず、これは中国地方でも咲かないと思います。琵琶湖の西にある赤坂山には咲くそうで、いつかその時期の赤坂山に登りたいと思っています。
オオカメノキは日曜日に登ってきた高知と愛媛の境の山々にも咲いていました。シャクナゲはまだ蕾でしたが・・・。ミヤマカタバミとよく似たコミヤマカタバミも咲いてましたよ。
ニリンソウは先週の散策でも今日の散策でも見ました。ショウジョウバカマはなぜか今年は見てないですね。ニョイスミレは今日もたくさん見かけました。オオタチツボスミレは先週、香川の山で見ましたが、今日は見られず、代わりにクロバナアケボノスミレやアカネスミレを見ました。
今年は全体に花の開花が早く、山頂でも新緑になっていて、フキやイタドリなど山菜を収穫してきましたよ。
そろそろ春の花も終盤といった感じでした。
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takann32さん おはようございます (shu)
2024-05-03 05:43:46
昨日コメントをいただき、ありがとうございました。
この日は高気圧に被われ、夏日になったところが多かったですね。
山も暑いくらいで、日焼け防止のため薄手の長袖でしたが、半袖がよかったかもしれまえん。

称名滝へ昨年行かれましたね。
途中の道はずっと舗装されていたように記憶していますが、記憶違いかもしれません。
私にとってニリンソウの一番の想い出は、徳本峠越えを歩いた時です。
上高地を含めて、すごい数のニリンソウでした。
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なつみかんさん おはようございます (shu)
2024-05-03 05:51:37
昨夜コメントをいただき、ありがとうございました。
なつみかんさんにとっては、季節が逆戻りでしょうね。
東北や信州を旅行すると、そんな感覚を覚えることがありました。
山に出かけても、そうかもしれませんが、花の種類が違うように思います。

ムシカリはオオカメノキの別名です。
ウィキペディアではオオカメノキになっていますが、山渓ハンディ図鑑はムシカリを採用しています。
標準和名はムシカリだそうです。

トクワカソウとイワウチワは、花に差はありません。
北陸ではトクワカソウが多いようです。
連休後半は、私も娘の所へ行くくらいで、後は自宅に留まります。
返信する
山歩きさん おはようございます (shu)
2024-05-03 05:59:20
コメントありがとうございました。
今回の旅ではパソコンを持参しました。それで宿で写真を整理したり、記事を書き始めたりできました。
しかし図鑑類を持ち合わせておらず、花の名前を確認するのが難しかったです。

自宅では図鑑類があり、特にスミレの仲間は山渓ハンディ図鑑の『日本のスミレ』が大変参考になりました。
それに山歩きさんやkeitannさんから、これまでにいただいたご教授の内容がとても有り難かったです。

姫神山に行かれたのですね。
今年の雪解けはどうでしたか。雪解けが早ければ、そろそろお花も観られたのではないかと思います。
川柳の記事の後にアップされるのでしょうね。
拝見できるのを楽しみにしております。
返信する
keitannさん おはようございます (shu)
2024-05-03 06:17:43
昨夜コメントをいただき、ありがとうございました。
あらためて図鑑やウィキペディアを見ると、オオバキスミレの仲間には、たくさんの近縁種があるようです。

ウィキペディアには下記の変種や亜種が載っていました。
・ミヤマキスミレ(深山黄菫 学名:Viola brevistipulata var. acuminata)、オオバキスミレ亜高山帯、草地
・フギレオオバキスミレ(斑切大葉黄菫 学名:Viola brevistipulata var. laciniata)、北海道南西部の亜高山帯
・フチゲオオバキスミレ(縁毛大葉黄菫 学名:Viola brevistipulata var. ciliata)、北海道南部と北日本の太平洋側
・ナエバキスミレ(苗場黄菫 学名:Viola brevistipulata var. kishidae)、飯豊山地から苗場山、北アルプス北部にかけての山地帯~亜高山帯
・ダイセンキスミレ(大山黄菫 学名:Viola brevistipulata var. minor)、大山周辺
・エゾキスミレ(蝦夷黄菫 学名:Viola brevistipulata ssp. hidakana)、北海道のアポイ岳など

山渓ハンディ図鑑 日本のスミレによると、オオバキスミレの同定は下記によってできるようです・
A. 一番下の茎葉は離れてつく
B. 茎は紅紫色を帯びない。花弁の裏が淡く紅紫色を帯びるものがあるが、つぼみはふつう黄色。
C. 葉は切れ込まない。

私は信頼できそうな荒島岳の記事から、この山で咲いている黄色いスミレがオオバキスミレであることを知りました。
また、図鑑等の説明と矛盾もないように思いました。
いずれにしても、私にとって未だスミレ類の分類は簡単でありません。

今日は記事の投稿を休みますが、明日はシャクナゲがいっぱいの山の記事をアップします。
そのため今日は自宅にいて、庭の草むしりにも時間をかけたいと思います。
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おはようございます^^ (attsu1)
2024-05-03 07:23:09
トクワカソウとショウジョウバカマ、
仲良しが楽しそうに咲いているのを感じます。

エチゴツルキジムシロ
越後が付く花、やなり日本海側なんですね
色々なスプリング・エフェメラル、
ここは冬がかなりの積雪だったんでしょうから、
寒い中で準備し、雪解けを感じて、一気に咲く、
ほんと春を知らせているのを感じますね

ヤマエンゴサク
友人に近いけれど行ったことが無い山の麓で、
咲いているところを教えてもらったので、
来年の楽しみになったんです。

今回も、綺麗な花と山々、ありがとうございます^^
返信する
attsu1さん おはようございます (shu)
2024-05-03 08:12:20
いつもコメントありがとうございます。
下山時には気温が上がり、上りの時に気づかなかったお花がたくさん観られました。

今回でトクワカソウをはっきり覚えました。
エチゴキジムシロは知っていましたが、エチゴツルキジムシロは初めてでした。

山に登るたびに新たなお花に出会えて幸せです。
今日は休みますが、明日は早朝に投稿したいと思います。
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