白山の高山植物を集めた、白山高山植物園に行ってきました。
公式HPはこちらです⇒ https://garden.hakusanmab.org/ 入園料(協力金)は300円です。
毎年行われているオープンガーデンは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き期間を短縮しての開催でした。
駐車場からお花畑まで10分ほど歩きます。ブナ林を通る道もあり、私はそこを通りました。ブナ林は自然林に近い状態ですが、樹々の名前を表示してあるので、勉強になります。
それでは、お花畑で観たお花を、撮影順でご覧いただきます。
植物の科・属名は「山渓ハンディグ図鑑 高山に咲く花」を参照し、説明は「白山高山植物園お花畑ガイド」によりました(明らかな誤りは直しました)。
また、「白山高山植物園お花畑ガイド」に記載がない植物は、説明を省きました。
■ シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。
低山帯~亜高山帯の湿った草地に生える多年草。高さ30~100cm。花期は6月下旬~7月。シモツケと似ているが、シモツケは木。
■ オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
■ ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
山地帯~亜高山帯の草地に生える多年草。高さ20~60cm。花期は6月~8月。花色は紅紫色から白色まで変異あり。
■ ニッコウキスゲ(ゼンテイカ、ワスレグサ科キスゲ属)。
低山帯~高山帯の草地や湿地に生える多年草。高さ60~80cm。花期は6~7月初旬。白山の標高2000~2400mの草地に多く見られる。
■ キリンソウ(ベンケイソウ科キリンソウ属)。
低地~低山の岩場や乾いた草地に生える。高さ10~50cm。花は黄色。花期は6~7月。
■ ヤマルリトラノオ(オオバコ科クワガタソウ属)。
■ タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)。
高山帯の礫地や岩場に生える多年草。高さ15~40cm。花弁は細かく裂ける。花期は7~9月上旬。
□ お花畑
■ ハナチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)。
低山~亜高山の草地や林縁に生える多年草。高さ40~80cm。花期は6月~7月。新芽の頃はヤマブキショウマに似ていて見分けが難しい。
■ タカネマツムシソウ(スイカズラ科マツムシソウ属)。
高山帯の草地や礫地に生える2年草または1年草。高さ30~40cm。マツムシソウより頭花が大きく、萼片は長い。花期は7月。日本固有種。
■ ハクサンフウロ(フウロ科フウロソウ属)。
亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ30~80cm。花期は6~7月。漢字は白山風露。ゲンノショウコの仲間。日本固有種。
■ オオハナウド(セリ科ハナウド属)。
■ センジュガンピ(ナデシコ科マンテマ属)。
低山帯~亜高山帯の林道や林内に生える多年草。高さ40~100cm。花期は6~7月。石川県では白山山系のみ。日本固有種。絶滅危惧Ⅱ類。
■ カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のつぼみ~咲き始め。
低山帯~高山帯の湿った草地に生える多年草。高さ20~120cm。花期は6~8月。名はカラマツの芽吹きに似ていることから。
■ ハクサンタイゲキ(トウダイグサ科トウダイグサ属)。
低山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ40~50cm。秋には茎の上部の苞葉が黄色になる。花も黄色。花期は6~7月。
■ ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)。
■ ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。
低山~亜高山の礫地や道ばたに生える雌雄異株の多年草。高さ30~70cm。花期は7~9月。和名は山に生える母子草の意。
■ アザミの仲間。
■ オオバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)。
山地の草原や林縁に生える。高さは50~100cm。花期は6~8月で、白色または淡紫色の花を下向きにつける。
■ タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)。
亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草。高さ20~40cm。花期は7~8月。名は花穂が靭(うつぼ)に似ていることから。
■ ヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)。
■ ヤマキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)。
■ コナスビ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
■ イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属)。
低地~高山帯の岩場や乾いた草地に生える多年草。近寄るとハッカに似た匂いがする。花は紅色。花期は6~7月。絶滅危惧Ⅱ類。
■ ヨツバヒヨドリ(キク科ヒヨドリバナ属)のつぼみ。
低山~亜高山の開けた草地に群生する。高さ50~150cm。花期は7~8月。名はヒヨドリの鳴く夏に花が咲くから。
□ おまけです。
■ モリアオガエルの卵。
■ タカネマツムシソウで吸蜜するミツバチ?
写真を撮った植物はほぼ全部載せましたが、他にもたくさんの植物がありました。
また、ここでは5~6月に咲くハクサンコザクラなど、オープンガーデン期間中には見られない花もあります。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
公式HPはこちらです⇒ https://garden.hakusanmab.org/ 入園料(協力金)は300円です。
毎年行われているオープンガーデンは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き期間を短縮しての開催でした。
駐車場からお花畑まで10分ほど歩きます。ブナ林を通る道もあり、私はそこを通りました。ブナ林は自然林に近い状態ですが、樹々の名前を表示してあるので、勉強になります。
それでは、お花畑で観たお花を、撮影順でご覧いただきます。
植物の科・属名は「山渓ハンディグ図鑑 高山に咲く花」を参照し、説明は「白山高山植物園お花畑ガイド」によりました(明らかな誤りは直しました)。
また、「白山高山植物園お花畑ガイド」に記載がない植物は、説明を省きました。
■ シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。
低山帯~亜高山帯の湿った草地に生える多年草。高さ30~100cm。花期は6月下旬~7月。シモツケと似ているが、シモツケは木。
■ オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
■ ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
山地帯~亜高山帯の草地に生える多年草。高さ20~60cm。花期は6月~8月。花色は紅紫色から白色まで変異あり。
■ ニッコウキスゲ(ゼンテイカ、ワスレグサ科キスゲ属)。
低山帯~高山帯の草地や湿地に生える多年草。高さ60~80cm。花期は6~7月初旬。白山の標高2000~2400mの草地に多く見られる。
■ キリンソウ(ベンケイソウ科キリンソウ属)。
低地~低山の岩場や乾いた草地に生える。高さ10~50cm。花は黄色。花期は6~7月。
■ ヤマルリトラノオ(オオバコ科クワガタソウ属)。
■ タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)。
高山帯の礫地や岩場に生える多年草。高さ15~40cm。花弁は細かく裂ける。花期は7~9月上旬。
□ お花畑
■ ハナチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)。
低山~亜高山の草地や林縁に生える多年草。高さ40~80cm。花期は6月~7月。新芽の頃はヤマブキショウマに似ていて見分けが難しい。
■ タカネマツムシソウ(スイカズラ科マツムシソウ属)。
高山帯の草地や礫地に生える2年草または1年草。高さ30~40cm。マツムシソウより頭花が大きく、萼片は長い。花期は7月。日本固有種。
■ ハクサンフウロ(フウロ科フウロソウ属)。
亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ30~80cm。花期は6~7月。漢字は白山風露。ゲンノショウコの仲間。日本固有種。
■ オオハナウド(セリ科ハナウド属)。
■ センジュガンピ(ナデシコ科マンテマ属)。
低山帯~亜高山帯の林道や林内に生える多年草。高さ40~100cm。花期は6~7月。石川県では白山山系のみ。日本固有種。絶滅危惧Ⅱ類。
■ カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のつぼみ~咲き始め。
低山帯~高山帯の湿った草地に生える多年草。高さ20~120cm。花期は6~8月。名はカラマツの芽吹きに似ていることから。
■ ハクサンタイゲキ(トウダイグサ科トウダイグサ属)。
低山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。高さ40~50cm。秋には茎の上部の苞葉が黄色になる。花も黄色。花期は6~7月。
■ ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)。
■ ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。
低山~亜高山の礫地や道ばたに生える雌雄異株の多年草。高さ30~70cm。花期は7~9月。和名は山に生える母子草の意。
■ アザミの仲間。
■ オオバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)。
山地の草原や林縁に生える。高さは50~100cm。花期は6~8月で、白色または淡紫色の花を下向きにつける。
■ タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)。
亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草。高さ20~40cm。花期は7~8月。名は花穂が靭(うつぼ)に似ていることから。
■ ヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)。
■ ヤマキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)。
■ コナスビ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
■ イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属)。
低地~高山帯の岩場や乾いた草地に生える多年草。近寄るとハッカに似た匂いがする。花は紅色。花期は6~7月。絶滅危惧Ⅱ類。
■ ヨツバヒヨドリ(キク科ヒヨドリバナ属)のつぼみ。
低山~亜高山の開けた草地に群生する。高さ50~150cm。花期は7~8月。名はヒヨドリの鳴く夏に花が咲くから。
□ おまけです。
■ モリアオガエルの卵。
■ タカネマツムシソウで吸蜜するミツバチ?
写真を撮った植物はほぼ全部載せましたが、他にもたくさんの植物がありました。
また、ここでは5~6月に咲くハクサンコザクラなど、オープンガーデン期間中には見られない花もあります。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
高山ならではの山野草満喫できますね。
もし、こんなところに行ったら、シャッター押しまくりです^^;
センジュガンピ、絶滅危惧種ですか、保護されて、
少しずつ でも、増えてほしいですね。
ヤマルリトラノオ、瑠璃色の綺麗さとともに、不思議さを感じます(@_@)
ヤマオダマキ、オダマキって言うと園芸種を感じるのですが、こうして山で咲いていると自然を感じます^^
チダケサシが咲く季節になったんですね^^
そしてハクサンの付く花の多いこと、勉強になりました。
白山高山植物園 いいですねぇ。
行ってみたくなりました。
我が家でもノリウツギがこれよりちょっと開花が進んでいる程度です。
我が家と言っても自然に生えているものですけれどね。
センジュガンピを、私は白山でしか観ていないと思います。
もともとこの植物園は、野生種の保存のために作られたので、珍しい植物がたくさんあるようです。
昨日は途中でパラパラと雨が降って来て、うっかり傘を車に置いてきたので急いで帰りました。
次回(来年?)は、もっと早い時期にゆっくり見て回りたいと思います。
北陸へお越しの際は、ゆっくり温泉に浸かって、山へもお出かけくださいませ。
人気の植物園ですが、昨日は意外と県外ナンバーは少なかったです。
ノリウツギは開いている花もありましたが、全体が分かる写真を上げました。
アジサイの仲間といえば、エゾアジサイが見ごろですね。
きっと、ピエロさんのお宅の側でも咲いていることでしょう。
これから千葉に戻ります。
雨の心配がありますので、高速でストレートに帰ろうと思います。
おはようございます。
白峰ですよね。
昔からありましたっけ?
記憶にありません。
さすが植物園、高山植物がそろっていそろっていますね。
白山と名前がつく植物も多いですね。
ハクサンイチゲ、 ハクサンフウロ、ハクサンチドリなど数えれば20種類はくだらないのではないでしょうか?
白峰から谷峠に向かう途中にあります。
いつできたのでしょう?
私が石川県にいたのは半世紀近く前ですので、よくわかりません。
ハクサンの名前を冠した植物は、標準和名で約20、俗名を含めると30ほどあります。
久しぶりにハクサンタイゲキを見て嬉しかったです。
shu@長野県小布施
HPを見て、目の前に見える山の美しさに感動しました。
1,997年にははげ山だった所へ、高山植物を植えて育てたそうですね。
よくこんなに見事に育ったものです。
私も少しずつ高山植物を覚えたいと思います。
期間限定の開園に、shuさんは丁度良かったですね。
こんな綺麗なお花畑と迫る山を見ては、下界に帰りたくなくなってしまうのでは?
今頃どこを走っておられるでしょうか?
気を付けてお帰り下さい。
色んなお花を見せて下さって有難うございました。
30分ほどの滞在で、お花畑の周りを観て回りました。
もっと時間をとって、小さなお花も見れればよかったと思います。
また、晴れていれば白山がきれいに見えるそうです。
オープンガーデン以外の時期は、山頂まで無料で行けます。
雪のある季節に行ってみたいと思いました。
白山高山植物園のHPに、15分ほどのビデオがついています。
今回見られなかった植物が解説付きで見られます。
お時間があれば、ご覧くださいませ。
shu@埼玉県加須市
石川県まで車で行かれたようですね。長距離をドライブスルは大変でしょう。
お気をつけて。
7月になって、今から1か月くらいが高山植物のピークですね。お写真、撮った枚数は紹介している数の5倍くらいはあるでしょう、たぶん。(^^)
ちょっと前にニュースで山小屋の維持、経営が大変です、というのを見ました。登山客は減る、宿泊数も制限する、では大変ですね。
千葉から石川県の実家まで570kmほどあります。
白山へ行くには、さらに数十kmあります。
これまで毎年何度か出かけています。
若いころと比べて、多少運転がおっくうになってきました。
今回写真は92枚撮りました。お花の名前を記したプレートなどを含めてです。
ブログに上げた写真は31枚なので、およそ3倍ですね。
普段はもっとたくさん撮ると思います。
それでも30分ほどで92枚ですから、1分間に3枚のペースで、次々と撮ったようです。
三脚を据えて、じっくり撮っておられる方もいらっしゃいました。
山小屋の経営は、仰るとおり大変です。
直接関係するか分かりませんが、登山道整備に対する協力金の徴収も検討されているようです。