ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

プリンスの2018ビースト98 o3を打ってみた!

2020-04-15 09:25:10 | テニス

 

2019のビースト100 o3があまりに自分にとって良かったため、98の方も

取り寄せてみることに。前回で一通り自分の好みに調整が終わったので

さっそく打ってみました。

 

打つ前は2019ビースト100 o3と比べると少し振り抜きが良くなって

ちょっと飛びは悪くなり、でもコントロールは良くなってるみたいな

想像をしていたのですが、打ってみるとまず出てきた感想はボールが

飛ばない、でした。98はメーカー公称値ではパワーレベルが900という

触れ込みなのに、800とか750のパワーレベルのファントム100XRーJ

やツアー95より飛ばないような気がします。

ビースト100 o3より面サイズがちょっとばかり小さい兄弟ラケット

とかいうレベルではなく、殆ど別のシリーズのラケットのようです。

 

どうもビースト98は地味に横のクロスガットが20本というのが

結構効いている気が。

おかげで簡単にボールが引っかかってくれたりはしません。

スピン能力ではスペックの差以上に100 o3の方が上です。

ガットのピッチが細かいという事でボールを潰して打ちやすいとも

言えるのですが、o3構造で空気抵抗が少ないとはいえ最大フレーム厚は

結構あるのでメッチャ振り抜きが良いとまでは言えず、あとo3構造上

の弱点である打った時のソリッド感は、どうしても普通構造のラケット

には劣るところでもあるので何かこのラケットの良いところ、ウリって

何だろうと。

 

という事でこのビースト98 o3はヘッドのプレステージMPを使う時

ぐらいのレベルでしっかり打たないと良いボールは飛んでいきません。

パワー不足の自分が使うにはもう少しトップにオモリを付けなければ

無理のようです。

それにしてもビースト98はo3版の方でこの感じなのだから普通の

ノーマルグロメット版はもっとエグい厳しいラケットに仕上がって

いる事が予想されます。

厳しいラケットですが工夫次第ではまだ何とかなりそうな?o3版の

方にしておいて良かったかもしれません。


プリンスの2018ビースト98 o3を調整してみた!

2020-04-13 10:03:18 | テニス

 

 

今回はあまりに2019ビースト100 o3が良かった為に期待値が

超高くなっていてラケットが届いて早々にガットを張って

しまったという、ビースト98 o3をいつもの自分の好みに合わせて

調整をしていきたいと思います。

 

グリップ内にオモリを仕込んでレザーグリップに交換

 

フェイス周りにまず6g

 

まだ少し足りない気がしたので追加で2g

 

3時9時ぐらいの位置からトップに向かってオモリを付けます

2019ビースト100 o3と違ってオモリが剥がれなそうな雰囲気です

 

調整完了後の重さは362gに

 

いつものように調整をしていったのですが完了してみると思っていたより

重く仕上がってしまい362gに。でも横のクロスガットが20本あるという

のもあり、ガットのピッチの細かさからボールがあまり飛ばなそうな

雰囲気もあるので、ある程度重さがあった方が良さそうです。

 

ラケットを素振りしてみると面サイズ、フレーム厚の関係で2019ビースト

100 o3より振り抜きやラケットの加速性は更に良いのかと思っていたら

案外あまり変わらないような気がします。でも流石に面安定性は面が

小さい分98の方が良さげな感じでしょうか。

早速試してみたいと思います。


プリンスのビースト98 o3はどんな感じ?

2020-04-11 10:05:44 | テニス

プリンス 2018 ビースト98 o3

98インチ,305g,315mm,16/20,25-23-22,RA69

 

 

ここ最近使ったラケットの中で、一番良い感じで使えていたのが

プリンスのビースト100 o3だったので、もっと自分の好みの面サイズ

に近いビースト98 o3の方も気になっていました。

ただ最新のATS機能搭載のビースト98は2020年5月に新発売される?

ということでまだ間があるため、今回は前の2018年版の方を取り寄せて

みることに。

 

どうやら100の方と比べてこちらの98の方はあまりメジャーじゃない

というか使っている人が少ないようですね。

プリンス独自の指標で100のパワーレベルが1040でそこそこパワフル

なのに対し、98 o3の900というパワーレベルは少し中途半端という

感じなのでしょうか。

ファントム100XR-Jのパワーレベルが800、ツアー95が750という

ことでプリンスのハード系が良いという人はそちらに流れてたり?

ビースト98はストリングパターンが16/20で横が通常より+1分多い

というのも、少し楽をさせてくれない難しそうなラケットという

印象を助長しちゃっているのかもしれません。

 

届いた2018のビースト98 o3を見て安心したのは塗装コーティング

が結構しっかりしていて新しいビーストよりも丈夫そうなことです。

2019年のビースト100 o3ではダブルス時にペアのヨネラケットの

Vコアと接触してこちらだけ一方的に塗装剥がれるという事件が

ありましたし。

あと2018のビーストは塗装コーティング的に普通にオモリが剥がれ

難そうなのも良さげですね。悲しいことに2019ビーストは、、。

ヨネラケより当たりに弱いとの噂アリ

 

普段、ラケットを調整していく時はまずグリップ周辺から手をつけて

いくのですが、今回はまず最初にガットを張ってしまいました。

ビースト100 o3と違って98 o3の方は面サイズ、フレーム厚、ストリング

パターン、全てにおいてボールが飛ばなそうな雰囲気なので100の

時は1.30mmのポリを55pぐらいで張ったのに対し、98は細目のポリ

をということで、シグナムプロのエクスペリエンス1.18mmを54pで

張りました。

 

次回ビースト98 o3を自分好みに調整していきます。


ヘッドのMXG1をしばらく使ってみた感想は?

2020-04-09 10:17:59 | テニス

 

 

前回大幅に調整し直したヘッドのMXG1、使ってみました。

背水の陣の覚悟で臨んだ再々々調整はうまくいったのでしょうか。

 

まず前回の調整でグリップを細くしたのがだいぶ扱いやすさの

向上に一役買ったようで、前より軽快な操作性に。

-9gの軽量化も効いていたようです。

ガットをバボラのアディクション1.25mmに変えたのも良かった

ようで、ボールの飛びというか伸びが前よりは出やすくなって

いたのではないかと。

マルチガットとはいえ57pで張ったのでカチッとした感じが出て

MXG1のボールを持ちすぎる感は軽減していたようです。

 

ただやはりMXG1というラケットの基本的特性は残っていたようで

打感の柔らかさとスピンを大幅に増大させる特殊なグロメットに

よる構造的な特性が、個人的には最後までちょっと合わないような

感じが残ってしまいました。

まだ少しボールを持ちすぎてボールの伸びを出しづらい感触が。

どうもガットが柔らかく撓み過ぎてボールを潰しにくい?

そんなに打感を柔らかくする必要はないし、スピン特性もそんなに

無理やりグロメットで上げる必要はあったのかなぁと。

 

横のクロスガットのグロメットホールがかなりの縦長になっているので

打感の柔らかさとガットの撓みをかなりブーストしているようです

 

縦メインガットの方もグロメットホールが大きくて

ガットの撓みを結構大きくしていると思います

 

ヘッドさんのラケットライナップ的に、ハードな路線から順番に

並べてみると、プレステージ、グラビティ、ラジカル、スピード

エクストリーム、インスティンクト、という感じだと思われる

のですが、果たして今回のMXG1はどの辺に入るのでしょうか。

多分ラジカルとスピードの間ぐらいではないかと個人的に

思うのですが、そのへんのラケットとの差別化をするための

味付けとしてボール持ちがかなり大きくなるように、ああいう

グロメットを採用したのかもしれませんが、それが個人的に

合わなかったのかもしれません。

これがエクストリームぐらいのフレーム厚だったらパワー的にも

十分になってハマれていたと思うのですが。

どうもMXG1はフラット系の低い弾道のボールでガンガンいこうと

するとボールが潰しにくくてボール離れも悪いのでハードヒット

時に効率が良くなくて、スピン系でグリグリいこうとすると

ちょっとパワー不足を感じる、というような感じでしょうか。

 

ぼくのかんがえたラケット、というノリで好き勝手言うことが許される

なら、MXG1はグロメットに凝った仕掛けなどせずにラジカルのような

真っ当な普通のラケットに仕上げて欲しかったなぁと。

でも本当にそういうラケットにしちゃうとただブリッジのところに

マグネシウムの金属を入れたラケットっていうだけで、存在意義が

希薄になってしまって、余計にあんまり売れない感じになって

しまうかもしれません。見た目以外に何がウリなの?っていう。

その辺のさじ加減っていうのは難しいところかも。

 

MXG1の設計コンセプトは相反する要素のパワーとコントロール

の両立という事で、強度に優れる金属製のブリッジを使うことで

他のラケットと比べて縦ガットを長く取り、ボールのホールド性

を上げて結果的にそれでコントロールとパワーの両取りを狙う

というものだと推察するのですが、縦のガットがちょっと長く

なったぐらいではその効果が十分とは判断せず、更にグロメット

にも工夫を足してボールを掴む感じを強めに演出し、少し飛ばない

感じにしてスピン量なども含めたコントロール性というのを

売りポイントとして前面に押し出したかったのではと。

 

ちょっと思ったのは、もしMXG1のグロメットの設計がエクス

トリームと同じようなボール持ちがかなり強めな感じではなく

グラフィン360スピードMPと同じぐらいのボール持ち少し強め

ぐらいのグロメットホールの設計だったなら、もう少し掴みと

飛びのバランスが自分好みの丁度いい感じになったのではと。

MXG3のボール飛びに少し寄ったMXG1.5ぐらいの感じ的な。

でもそれではあまりにもスピードMPとキャラが被り過ぎで

やはりMXG1の存在意義が薄まってしまうかもですね。

 

という事で結論的にはMXG1はあのレジェンドのイワニセビッチ

がテストしていた時と同じように?18/20のストリングパターン

で出せば良かったのにと。

でもそれでは今度はあまりにもプレステージMP、グラビティPRO

スピードPROあたりとキャラが被り過ぎてしまう?

というかヘッドさんて他のメーカーと比べてもツアー系ラケットが

乱立し過ぎてるんじゃない?っていう根本的な疑問が。

 

今後MXG1は反発性があり硬いガットをハイテンションで張ったり

しながら使っていこうと思います。


ヘッドのMXG1を背水の陣の覚悟で再調整しガットも張替えてみた!

2020-04-06 10:15:15 | テニス

 

 

どうにも相性が悪い?のか残念なことに何かうまくいってない感じの

MXG1なので、まずオモリを少し削って取り回しを良くしてみることに。

3時9時のところに付けているオモリをちょっとだけカットしてみます。

 

この部分に付けたオモリを

 

ほんのちょっとだけカット

 

次はタダで貰ったガットとはいえちょっとフィーリングが

合わなかったゴーセンのコンポジットマスターというガット

を諦めて別のガットに張り替えてみます。

 

コンポジットマスターは厚ラケに合いそうな感じ?

 

バボラのアディクションの1.25mmを57pで張り替え

 

もうこの際だから少し太く感じて違和感のあったグリップも

変えてしまいます。実は、最初はガンマのレーザーグリップを

使用していたのですが、厚くて重量が20g超で重いのもあり

途中からもう少し軽くて普通の厚さのフェアウェイのレザー

グリップに交換していたのでした。それでも違和感をまだ少し

感じるので、今回はキモニーのサイズダウン用レザー

グリップKGL161に変更してみます。

 

グリップを細くする時の最終兵器キモニーのKGL161

 

フェアウェイのレザーグリップは21gでしたがKGL161は16gでした

 

今回の大幅な調整により結果的にはかなりの軽量化で-9gとなりました

 

これだけやって次もイマイチだったらかなり厳しいことに。

もはや背水の陣の状態です。どうなったでしょうか。