福井晴敏が脚本に参加しているので、前々から期待していたけど、予告編を見るにつれ高まる期待のほかに不安がよぎった。
主演の玉木宏が、どうしても戦時中の顔に見えないのだ。
しかし、十分に期待通りの作品だったし、のだめファンをにやりとさせる台詞も用意されていた。
戦争物の中でも潜水艦ものは好きです。銃を持って死闘を繰り広げるのではなく、敵が見えない海のなかでの緊張感と焦燥感、その上で相手の動きを読み合う心理戦と駆け引きがある。
実在した人物を元に主人公の潜水艦艦長と敵であるアメリカ巡洋艦の艦長の人物像を作り出し、双方の立場から駆け引きの様子を見せている。
親友の戦死、その妹との恋、緊迫した心理戦など、様々な要素があり、また、潜水艦の中という特殊な環境についても判りやすく作られている。案外幅広く楽しめる映画だと思う。
そういう意味では、女性客を引き込むためにも玉木宏が主演という意義はあったのだろう。あまり若い女性向きではない気もするけど。
映画としてはすがすがしい映画だと思う。深くはなくても、戦争について少し考えるには良いかもしれない。
脇役で存在感があったのが、吉田栄作。亡国のイージスでは熱血漢なタイプの軍人だったけど、今度は寡黙な職人タイプ。とても良い雰囲気を出していた。
スイングガールズの男の子、平岡祐太。あの頼りなさそうな男の子が、立派な青年軍医として登場。でも、あの頼りなさそうな雰囲気はあるものの、芯がしっかりした大人の雰囲気も見せてくれる。映画の中では吉田栄作にも頼られる存在に成長していく。
主演の玉木宏が、どうしても戦時中の顔に見えないのだ。
しかし、十分に期待通りの作品だったし、のだめファンをにやりとさせる台詞も用意されていた。
戦争物の中でも潜水艦ものは好きです。銃を持って死闘を繰り広げるのではなく、敵が見えない海のなかでの緊張感と焦燥感、その上で相手の動きを読み合う心理戦と駆け引きがある。
実在した人物を元に主人公の潜水艦艦長と敵であるアメリカ巡洋艦の艦長の人物像を作り出し、双方の立場から駆け引きの様子を見せている。
親友の戦死、その妹との恋、緊迫した心理戦など、様々な要素があり、また、潜水艦の中という特殊な環境についても判りやすく作られている。案外幅広く楽しめる映画だと思う。
そういう意味では、女性客を引き込むためにも玉木宏が主演という意義はあったのだろう。あまり若い女性向きではない気もするけど。
映画としてはすがすがしい映画だと思う。深くはなくても、戦争について少し考えるには良いかもしれない。
脇役で存在感があったのが、吉田栄作。亡国のイージスでは熱血漢なタイプの軍人だったけど、今度は寡黙な職人タイプ。とても良い雰囲気を出していた。
スイングガールズの男の子、平岡祐太。あの頼りなさそうな男の子が、立派な青年軍医として登場。でも、あの頼りなさそうな雰囲気はあるものの、芯がしっかりした大人の雰囲気も見せてくれる。映画の中では吉田栄作にも頼られる存在に成長していく。