ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「高台家の人々」

2016年07月03日 | 映画

映画を見る前に原作の漫画を読みました。
高台家の3兄弟は、他人の心の声を聴くことが出来ます。主人公の木絵は妄想が得意な女性で、高台家の長男光正はその楽しい発想に心を奪われ、彼女の人柄に惚れます。こうして玉の輿に乗った普通のOLが、幸せな結婚を手に入れられるのか、という話になります。

映画公式サイト http://koudaike-movie.jp/

以下、ネタバレを少々含みます。

映画の序盤は、とにかく木絵の妄想が楽しい。光正と一緒に妄想を楽しめます。ただ、展開があまりにも早くて光正が木絵を好きになっていく理由が分かりにくいかもしれません。しかし、妄想の映像は凝っていて、時代劇風などセットも大がかりでした。そこに時間を割り当てた感じです。
中盤当たりから、原作にはない展開が待っています。光正が家族の秘密を木絵に話してしまいます。それまでは高台家の人々が、己の能力を隠すことで悩んでいました。しかし、後半は心を読まれることで、本当に幸せになれるのか、疑念を持った木絵が悩み始めます。
エンディングに向かって木絵はどんな決断をするのか。ハラハラしながら見ていました。

後味の良い映画にはなっていますので、原作を知らなくても気楽に見て欲しいと思います。