陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

May I help you?

2014-09-24 06:05:23 | 旅行

旅行第一日目のウィーンでの出来事。

初めての土地、ウィーンでは私、方向音痴の性分を存分にさらけ出してしまいました^^;
でも、ウィーンの人たちはとても親切で本当に助けられました。

空港からSバーンという地下鉄に乗り、Uバーンに乗り換える駅を知らないうちに乗り過ごしていた私。
背後から「どこまで行くんですか?」と訊かれて(英語で)、「Pratersternです」と応えたら、何と「それは、3つ乗り過ごしているよ。私についてきて」

と言われ、驚いてその地下鉄を降りました。
その人、男性だったのですが、列車から降りるときは私のスーツケースをひょいと持ってくれて、反対側のホームがわかるところまで案内してくれました。
そして「ここから乗って3つ戻るんだよ」と念を押してくれました。

なんて親切な方なんだろう!
地下鉄の中は(といっても途中から地上を走っていましたが)、4名がけのボックス仕様の席になっていて、その方は私が座っていた席とは別のボックスにいらしたのに、私がいつまでも降りないので気になったのでしょうね。自分が降りるときに声をかけようと思ったのかもしれません。
時間に余裕をもって動いてはいましたが、これ以上乗り過ごしていたら大変なことでした。
本当に感謝です。 

ちなみになぜ私が乗り過ごしてしまったかというと、地球の歩き方を見ながら駅ごとに確認はしていたのですが、実際の駅名は「Wien Praterstern」と記されていたんですね。それで、違うと思ってしまいました。頭文字Pばかりを追っていて、しかもドイツ語は読みにくい。似たスペルだと判読が遅くなったり見落としてしまいがちです。勘も働きませんでした。

もとい。駅を3つ戻って、そこからU2に乗り換え、「Volkstheater」で下車。地上へ上がり、左手にホテルへの地図を持ち、右手でスーツケースを転がす私。すれ違う人たちの中で、黒い服を着た女性と一瞬目があった気がしました。でも、ほんとに一瞬の出来事で、はやくホテルを見つけたくてそのまますれ違ったのですが。

May I help you?  と呼びかける声がします。
ふりかえると、先ほどの女性でした。
何か探しているの?と聞かれて、手に持っていたホテルの地図をみせて、ここのホテルに行きたいんですと伝えました。
すると、ああ、ここならこの道をまっすぐ上がっていったほうが早いわ。矢印の通りだと、遠回りになるから。と教えてくれました。

すれ違った人に声をかけてくれるなんて、ほんとにウィーンの道行く人たちは親切でした。
私もこれからは心をオープンに、時間に余裕をもって歩いて、なにか探している人を見かけたら声をかけてあげようと思いましたね。

そのあとも、ホテルを見つけるまで数人に尋ねましたが、みんなそれぞれの方法で親身になってくれました。

本当にありがとう。
 

 

Comment