昨日、札幌交響楽団定期演奏会に行ってまいりました。
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
指揮は児玉宏さん、ピアノは田部京子さん。
田部京子さんのピアノ演奏に接するのは私にとっては今回が初めてですが、家ではプレイアデス舞曲集をよく聞いていました。
詩の朗読会ではBGMに使わせていただきました。
シンプルな音色で静謐な空間が醸し出される田部ワールド。素敵です。
モーツァルトのピアノ協奏曲第23番は一昨年の6月の定期演奏会でも演奏されており、私にはなじみのある曲です。
トランペットやティンパニは登場せず、まろやかな音楽が心地よい曲。
オーケストラも少数でコンパクトに。
田部さんの繊細なピアノに見事にはまっていました。
田部京子さんの持ち味が曲の隅々にまで生きていて、「あ こういう曲でもあるんだ☆」と新しい発見がありました。
指揮者の児玉宏さんの音作りも丁寧でした。
後半のブルックナー 交響曲第6番は、札響の長所(金管楽器・打楽器のはつらつとした演奏、がわたしにはチャーミングに聞こえます)を引き出しつつ、曲のメリハリ・強弱をしっかりと表現していました。
ブルックナーは私にはまだ未知の世界なのですが、とても惹かれましたね。
じっくり取り組みたい作曲家のひとりです。
しばらくの間、家では弦楽四重奏やピアノソナタなど室内楽をよく聴いておりましたが、オーケストラの演奏もまたいいものだなぁ・・と改めて思いました。