陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

空腹感

2020-11-17 23:04:46 | 食べること

このひと月ほど、夕食でご飯を食べないようにしています。ご飯というのは、日本語では食事全般を指すことが多いですが、この場合はお米、米飯です。

通勤・通学をする必要がなくなって、家にいる時間が圧倒的に多くなりました。公共交通機関を使って、荷物をもって移動することは基礎代謝を上げるものですね。通勤・通学(特にラッシュ時間)がなければ、ストレスは減りますが、体重は増加傾向の一途となってしまいます。

とりあえず、単純に摂取カロリーを減らそう☆

というわけで、「夜は寝るだけ」。ですから、夜は野菜を中心にたんぱく質を摂る、シンプルなもので済ませるようにしました。例えば今晩は、白菜と鶏肉の水煮をゴマとポン酢をかけたものと、じゃがいもと仙台麩の煮物です。
仙台麩は先月宮城・山形を旅行した時にスーパーで買いこんだものです^^



ちなみに、「仙台麩」というのは、株式会社山形屋商店さんの登録商標となっております。通称は「あぶら麩」というもので、小型のフランスパンのような形状をしています。

この仙台麩を使う分だけ切って、20分ほどぬるま湯に戻して水気を切っておきます。
煮物で使いたい場合は、鍋で煮込んだ材料が柔らかくなったら、戻した仙台麩を加えて煮込むだけ。
私はパッケージの裏に記載されていた「お麩じゃが煮」というのを作ってみたんですが、このお料理のイメージとしては、肉じゃがを仙台麩に置き換えた感じです。
食べてみると「あぶら麩」というだけあって、煮崩れしないし、何と言ってもコクがあって美味しいのです。

あまりにも美味しいので、山形屋商店さんのHPをのぞいてみました(商品の画像はHPからお借りしています)。

麩の歴史についての記述もあり、なかなか面白いです。
麩は鎌倉室町時代に中国より伝わったといわれ、当時は肉食を禁じられていた禅僧たちの貴重なタンパク源だったそうです。なるほど。お肉はお肉なりの栄養素がありますが、あっさりいただきたいときは、麩に置き換えてみるのもいいですね。

そして、お肉に置き換わる麩だからこそでしょう、パッケージにはこんな表示もあります。

(←この下手くそな画像は私が撮ったもの)

ハラールとヴィーガンの認証マークです。

ハラールとは一言でいうと、イスラム教で「許されている」ということ。
イスラム教では、豚肉やアルコールは禁止されています。でも、日本では豚肉由来の調味料やアルコールが含まれた食品が当たり前に食されていますので、イスラム教信仰者の方々は食べられないものも多いと聞きます。このハラール認証マークがあれば、安心して食べられるということですね。

ヴィーガンは完全菜食主義者。
麩は小麦粉とグルテンで練り上げ、植物油で揚げたものですから、動物性のものは使われていません。
なんとヘルシーな食材!

話がかなり逸れてしまいましたが、そんな風にご飯を食べない夕食をひと月ほど続けていたところ、体に少しずつ変化が出てきたように感じています。

やせた?

いえ、食べないくらいではやせません。
実は自分にとって久しぶりの感覚、「空腹感」を覚えるようになったんです。

空腹感!お腹がグゥ~~と鳴る感じです。
子どもの頃、お昼前の4時間目の授業は「お腹が鳴ったら恥ずかしい」などと、今思えばどうでもいいことで悩んでいたものですが、この数年「お腹空いたな」と思っても、胃がキュウキュウするような空腹感を味わったことがありませんでした。

空腹感を感じないことが良いことなのか悪いことなのか、よくわかりませんし、よみがえった空腹感に喜んでいる自分がかなり能天気な感じもするんですが、まあ忘備録です。

夜は寝るだけ。だから、この空腹感を抱えて今日はおやすみなさい、です。

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