昨夜、「東大王クイズ甲子園2022」をほんのちょっとだけ見ました。
3か所(?)だけわかっているカタカナのクロスワードがあって、世界の都市名をあてはめて完成させる、とか、文字が書かれた立方体が3つ出てきてランダムにくるくる回転しているのが問題で、何が問われているかを読み取って答えるとか、あるヒット曲の歌詞の漢字だけが出てきて、曲のタイトルを当てるとか…。
なかなか一筋縄ではいかない問題が次々と出てきて、問題を考えた人もすごいです。内容も、お勉強だけでは答えられない、時事問題、世の中の流行などもわかっていなければならず、頭のいい人はおしなべてバランスがいいんだなぁ~と改めて感服しました。
クイズ番組といえば、早押しというのがよくある型ですが、わたしはNHKの高校講座の内容から出題される問題にカズレーザーさんが答える「「カズレーザー VS. NHK高校講座」が好きです。
カズレーザーさん、大変な物知りです。だいたい正解するんですけど、出題されてから答えるまでの独り言と言うか、解答するまでに考えていることを話すのがいいんですよね。
どういう考え方でその答えを出したのかがわかります。
わたしから見て「すごい!博識だな~」と思っていても、人間ですもの。不得意な分野があり、知識だけでは答えられない問題にぶつかることもあります。それでも正解することがあり(間違えることもありますが)、そこまでの考え方が、持っている知識を総動員してなされる消去法だったり、「これならわかる」という段階に持って行って考えなおすというようなことをしていたりと、正解するかどうかよりもそちらが興味深いです。
また、クイズ王といえば、伊沢拓司さん。この方がMCを務める「モンモンZ」も好きな番組です。
Z世代の若者たちがモンモンすることを若者たちと一緒にどうしたらモンモンするのを解消できるかって探っていくんです。
これはクイズ番組ではないし、答えが一つに決まるわけではないけれど、やっぱりモンモン解消までの道筋が若者と伊沢さんとのやりとりから順を追って見ていけるし、いろんな考え方があって(その中には自分と近い考え方もあって)おもしろいです。
このあいだは、昔(Z世代にとっては子ども時代から高校生くらいまでの)と変わらない友情について語り合っていました。
いろんな考え方があって、正解は一つではない。その中でどうやって自分の結論を導き出すか、その結論で本当にいいのか…。こうだ、と思ってもなかなか貫き通すのは難しいです。
知識があることはすごいことです。
でも、それを使ってどうする?どう考える?これが知りたいところです。
ところで冒頭の、あるヒット曲の歌詞の漢字だけが出てきて、曲のタイトルを当てるという問題。
____________特別、
____店先___花___
だいたいこんな感じで出題されていました。正解は「世界に一つだけの花」。
言われて「あー、そうだね☆」って思いました。
わたしの頭の中では「特別」って言葉が最初に出てきて詰まってしまったように思います。
順番にこだわらず、「店先」「花」に目を向けていたら、もうちょっとわかりやすかったかも。