手紙はいいですね。もらうとうれしい。
今はe-mailがあるから、手紙はより特別さを増して気軽に送ることもなんとなくはばかられます。
プレゼントに「消え物」がよいかなと思うのと同じように、自分の近況や気持ちを伝えるのに、手紙は残ってしまうので「重たい」かな~
なんて自粛してしまいます。
タイトルにあげた本は、時代背景は戦後です。まだまだ通信手段としては、電話がせいぜいで手紙が普通にやり取りされていたころですね。
手紙冒頭のあいさつ文、時候にあわせて相手を思いやる言葉、頂き物などの心遣いに対するお礼の言葉、などなど文章のあちこちに相手を思いやる気持ちがちりばめられていて、この世に二つとない大切なものに思えてきます。
手紙を書くのが億劫に感じるのは、相手が目上の人だったり、仕事上のお付き合いだったりする場合でしょうか。
そういえば、私が事務職をしていたころは、お礼の代筆も頼まれました^^; 状況がわからないと代筆は難しかったです。
それに、第三者が書くとどうしても社交辞令的な文章になってしまうでしょう。 拙くてもいいから、自分で選んだ言葉で書いたほうがいいのに。
でも、私にとっても勉強になりました。
この本のお二人はお友達同士。心が通じ合う間柄だったので、手紙を書くことは本人にとっての楽しみでもあったようです。
私も「手紙を書きたいほどの」お友達がいますが、今の手紙に対する感覚では書けません。
たま~にメールするくらいですね。返事が来るとすごくうれしいです。
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