先日の新聞の記事によると、文庫本が手に取りやすいというのは以前のこととか。
確かにその実感があります。
わたしが文庫本を読み始めたのは中学生くらいの時でしたが、そのころはだいたい380円とか、400円前後のものが多かったように記憶しています。ちょっと分厚いもので560円とか。
その後、少しずつ値上がりしましたが、だいたい高いと思うものでも800円くらいまでで収まっていたと思います。
それが、この数年で1000円を超える文庫本も珍しくなくなってきました。
理由は文字が大きくなってページ数が増えたこと、紙の値段が上がっていることなどです。
昔は文字が小さかったですね。それでも読んでいましたが。
字が小さいままでも、字体が少しずつ変わって読みやすくなっていった時期もありますが、世の中高齢化が進んでフォントが大きくなりました。
さらに、余白も多く取る文庫本スタイルのワイド版も出てきたりして、本自体が重くなった印象です。
文庫本は持ち歩くのに便利なこともありますから、できれば軽量がいいです。
思うに、日本の本は立派です。文庫、新書などはもっと紙の質を落としてもいいと思います。いい紙だとそれだけ厚みがあって重くなります。
海外のペーパーバックのように、軽くて気軽に手に取りやすい価格に抑えて欲しいです。
…と言いつつ、このエネルギー不足、資材不足になっているご時世ならどこの国でも本は値上がりしているのかもしれませんが。
それでなくとも紙の本はかさばるので厄介だと思われがちですが、欲しい本があれば買いたいし、気に入った本は持っていたいと思います。心の糧として。
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