先日図書館で借りた本、2冊目は『妙なるテンポ』です。作者はヴァレリー・アファナシエフさん。
ロシアのかただ☆どんなお話しだろう!と短編集でもあることだし、読んでみようと思ったのです。
ナメ川コーイチさんのねこをモチーフにしたイラストも洒脱な雰囲気で大人のユーモアを感じます。
さて、この作品。
短編、というよりはショートショートのようで、2~3ページ、せいぜい4ページで完結しています。
何かの比喩(揶揄?)なのか、人生の断片なのか・・・。
読み終わった後に「何を言いたかったのだろう」と真意を探りにまた読み返してしまいました。
ところで、作者のヴァレリー・アファナシエフさんは、ピアニストです。
現在は指揮活動も行っており、小説・詩なども書いておられます。
すごい才能の持ち主ですね~!
ピアノ演奏が聴きたくて、さっそくamazonで注文してしまいました^^;
ブラームス、シューベルトのピアノソナタです。
どちらも訥々と聴くものに語りかけるような、心にしみわたってくる演奏です。
『妙なるテンポ』の軽妙さ、皮肉っぽさは感じられません。
人はいろんな面をもっているものですからね。
ちなみにコンサートで日本にもよく訪れているようです。
今年は6月に東京でコンサートがあるとのこと。首都圏に住んでいたら、きっと聴きに行ったと思います。
この本を返しに行ったら、『天空の沈黙 音楽とは何か』という エッセイもありますので、そちらも借りてこようと思っています。
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