『動物翻訳家
心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー』
片野ゆか
「環境エンリッチメント」という考え方をベースに、
動物の暮らしを良くする取り組みで話題になった動物園の
ルポエッセイ。
埼玉県こども動物自然公園「ペンギン」、
日立市かみね動物園「チンパンジー」、
秋吉台サファリランド「アフリカハゲコウ」、
京都市動物園「キリン」。
読むと、どこもかしこも行きたくなること必至です。
特に、こども動物自然公園!
数年前に行った際に「ペンギンエリア、すげ〜!」と思ったんです。
「ヒース(荒野)っぽいとこに巣がある!意外〜!」と思ったのです。
こども動物自然公園のペンギンヒルズ(名前も良いね)は
フンボルトペンギンの野生の繁殖地である
チリのチロエ島をモデルにつくっているそうです。
南米か!
ペンギンといえば南極!寒いところ!と例に洩れず
思い込んでいたのですが、チリに住んでいるのね…っ!
知らなかった〜!!
あと人工保育されたという名物ペンギンの「ペンペン」が
かわいすぎる。会いたい。
以前行ったときに会ってたのかもしれない!
もったいないことをした〜っ!!むき〜!!!
と後悔するので、ぜひとも読んでから行きましょう。
チンパンジーのゴヒチさんの懐の深さも良かったなあ。
チンパンジーは本当に近年まで医療用の実験動物になっていた
という(現在では禁止されている)のも、驚き。
『さよならバースデイ』を読んだ時に
大学でボノボにこんな非人道的(非猿道的?)な実験するの
フィクションすぎだろ!と思ったのですが、
あながちそうでもなかったのかもしれない…。
アフリカハゲコウの脱走と回収は、
なかなかドラマチックでした。
再会したら、すぐ捕獲できるのかと思っていたんですが、
そんなに甘い話しでもないのが、リアルで良い。
2015年初版なので、現地に行ってももう会えない動物も
いるかもしれない。
けど、どの動物園も一度訪ねてみて
動物の暮らしを見てみたいな、と思う一冊です。
ちなみに作者の夫は、辺境冒険家の高野秀行さんである。
なんとも濃ゆいご夫婦。
心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー』
片野ゆか
「環境エンリッチメント」という考え方をベースに、
動物の暮らしを良くする取り組みで話題になった動物園の
ルポエッセイ。
埼玉県こども動物自然公園「ペンギン」、
日立市かみね動物園「チンパンジー」、
秋吉台サファリランド「アフリカハゲコウ」、
京都市動物園「キリン」。
読むと、どこもかしこも行きたくなること必至です。
特に、こども動物自然公園!
数年前に行った際に「ペンギンエリア、すげ〜!」と思ったんです。
「ヒース(荒野)っぽいとこに巣がある!意外〜!」と思ったのです。
こども動物自然公園のペンギンヒルズ(名前も良いね)は
フンボルトペンギンの野生の繁殖地である
チリのチロエ島をモデルにつくっているそうです。
南米か!
ペンギンといえば南極!寒いところ!と例に洩れず
思い込んでいたのですが、チリに住んでいるのね…っ!
知らなかった〜!!
あと人工保育されたという名物ペンギンの「ペンペン」が
かわいすぎる。会いたい。
以前行ったときに会ってたのかもしれない!
もったいないことをした〜っ!!むき〜!!!
と後悔するので、ぜひとも読んでから行きましょう。
チンパンジーのゴヒチさんの懐の深さも良かったなあ。
チンパンジーは本当に近年まで医療用の実験動物になっていた
という(現在では禁止されている)のも、驚き。
『さよならバースデイ』を読んだ時に
大学でボノボにこんな非人道的(非猿道的?)な実験するの
フィクションすぎだろ!と思ったのですが、
あながちそうでもなかったのかもしれない…。
アフリカハゲコウの脱走と回収は、
なかなかドラマチックでした。
再会したら、すぐ捕獲できるのかと思っていたんですが、
そんなに甘い話しでもないのが、リアルで良い。
2015年初版なので、現地に行ってももう会えない動物も
いるかもしれない。
けど、どの動物園も一度訪ねてみて
動物の暮らしを見てみたいな、と思う一冊です。
ちなみに作者の夫は、辺境冒険家の高野秀行さんである。
なんとも濃ゆいご夫婦。