シフト側のオイルシール交換で一番手間なのがドライブシャフト。
ここのオイルシールを交換するためにはスプロケを外す必要があります。
まず、スプロケを止める32mmの巨大ナットを取るのが苦労する。
10年以上前にスプロケの交換で初めてこのナットを外した時は、ガッチリ固着してて、もしかここって逆ネジか?ってくらいビクともしなかったですから。
色んな手試してダメで、最終的にGSでインパクトで緩めてもらったな。
今はほどほどのトルクで締めてあるんでね。
ギアをローに入れてスプロケが回転しないようにしたら、ナットの回り止めの爪を伸ばす。
このナットを緩めるためだけに持っている32mmの巨大メガネレンチ登場。
ラスペネを吹いたら、レンチをはめてプラハンでひっぱいて外します。
そうして、やっと現れるドライブシャフトのオイルシール。
私はシールプーラーなんて便利なものは持ってないんで、オイルシールを取るための引っかかりを作るためにドリルで適当なサイズの穴を開けます。
なんでオイルシールにドリル使うんかいというと、このオイルシールが金属製で簡単には外せないんですな。
新品を裏から見るとこんな感じ。
オイルシールの平らな部分は金属で固いけど、内側部分はゴムなんで、ここが突破口。
カッターで内側のゴム部分をシャフトに当たらないように丸く切り取って、オイルシールが動ける隙間を確保する。
ドリルで開けた穴にマイナスドライバーを突っ込んで、てこの要領で外します。
毎回、ここに至るまでがスゲェ手間
これでシフト側のオイルシールの交換はすべて完了
あとは、クランクケースカバーのシフトシャフトが通る部分と、キックシャフトのオイルシールと、サイドカバーの全てのグロメットを交換。
これでゴム製品はまた数年大丈夫でしょう
徹底した問診と検査で痛みの原因を突き止め治します!
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