“空腹”で若返る!? 断食中につくられるHSPとは?[専門家 監修](FASHION BOX) - Yahoo!ニュース
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≪病気を招く「悪いストレス」≫ 細胞が悲しむ不快ストレス。できる限り遠ざけて心身の問題を防ごう! ■精神的ストレス 不安、孤独、恐怖、悲しみなど ■化学的ストレス 活性酸素、高血糖、有害物質、酸・アルカリなど ■生物学的ストレス 病原体の感染、炎症、老化など ■物理的ストレス 圧力、騒音、放射線、乾燥など ≪HSPを増やす「よいストレス」≫ 細胞が喜ぶ快ストレス。HSPを増やすための生活習慣を取り入れよう! ■適度な紫外線 ■空腹を感じること ■適度な寒暖差 ■環境中の微生物との接触 ■一時的な低酸素 <HSPを増やす最善の方法とは?> HSPは、体が40℃以上の高熱にさらされると出現したことがその名の由来ですが、上記でご紹介したように、実際には高熱時だけでなく、寒冷や低酸素(虚血)、飢餓状態などを通じて、さまざまな種類のHSPがつくり出されます。 卵を思い浮かべてみてください。生卵のときは白身も黄身もトロトロした不安定な状態なのに、熱を加えると固まってしまいます。これはおもにたんぱく質の変性によるものです。HSPの仕事は、こうした生体たんぱく質の変性を防いだり、変性してしまった生体たんぱく質を修理・再生したりすることです。そして「よいストレス」の刺激をきっかけに出動したHSPは細胞の中で待機して、さらなるストレスを迎え撃ちます。 ●HSPを増やす方法1. 段階的なストレスをかける 45℃くらいの高熱を最初から受けると、細胞は死んでしまいます。しかし、あらかじめ41℃くらいの弱いストレスをかけてHSPを出動させておくと、そのHSPが細胞内に残り、次に45℃の高熱(強いストレス)を受けたとしても、細胞を持ちこたえさせることが知られています。つまり、耐性を獲得するのです。 ●HSPを増やす方法2. 食べないストレスをかける そんな段階的なストレスとして有効なのが断食です。普段から空腹習慣を身につけつつ、さらに断食を定期的に行えば、HSPを効果的に増やすことができます。 ●HSPを増やす方法3. 食べない習慣をつける 私たちの体は、飢餓が起きても生き抜く力が本来備わっているのです。そもそも昔の人たちは空腹である時間のほうが、満腹を感じている時間より長かったのです。現代は24時間食べたいものが手に入る時代。飢餓どころか、空腹でさえ感じる機会が少ないという人も多いのではないでしょうか。断食によって、衰えてしまった飢餓に対抗する力を呼び覚まし、全身の細胞を活性化できます。さらに断食には、体に溜まった有害物質も解毒・排出される、脳が生まれ変わるなど、HSPを増やす以外にもさまざまなメリットがあるのです。
●HSPを増やす方法4. 温冷浴 毎日の入浴時に行う温冷の刺激は、もっとも手軽にHSPを増やすことができます。まず温浴でしっかり体を温めてから、下のように温浴と冷浴を繰り返します。冷浴は心臓より遠い部分から少しずつ冷やしていくこと。水風呂に入る場合も同様です。このほかに冷房や暖房に頼らず暑さや寒さを感じることなども、温冷の負荷でHSPを増やす習慣になります。
●画像解説 温冷浴のやり方 常温の水のシャワー30秒 or 冷浴2分⇔40~42℃の温浴 (5回繰り返す)
●HSPを増やす方法5. 少しキツめの運動 運動も、HSPを増やすよい刺激や負荷になります。自分にとって少しキツめの運動がベスト。ウォーキング中に、1分だけ少し速度を上げて「早歩き」をしてみましょう。このほか、ウォーキング中に暗算をしてみるなど、「体と頭を同時に働かせる」という負荷の合わせ技もおすすめで、記憶力の向上や脳の萎縮抑制の効果が確かめられています。
さあ、心身を若返らせる「断食」を習慣にしましょう!
<若々しくありたいなら「飢餓状態」を習慣化しよう> HSPを増やす方法の中でも、もっとも若返り効果が高いのが「食べないこと」。私たちが何も食べずに空腹の状態を続けている間に、全身の細胞は自身のメンテナンスをじっくり行います。その一環としてつくり出されるのがHSP。定期的に断食して空腹状態を維持することで、細胞をどんどん元気にしましょう!