「緩和ケアについて語ってください。」
もしも、もしも、そう頼まれたら、そんな機会が与えられたら…、私は何を、伝えようとするだろうか…。
あらためて、そんなことがあるとすると…。
私、気がつきました、私って、そんなに『語れるもの』を持っていないんじゃないの?と。
もちろん、語るばかりで、実際に患者さんやご家族にケアを提供できないとしたら、本末転倒です。
けれど、自分の立場上、やはり、「自分の思う緩和ケア」といいましょうか、「私はここんところが大切だと思う」「私はここんとこにこだわりを持ってます」というのは持っていたほうがいいのではないかと思います。
それらを伝える場を与えてもらえる可能性があるからこそ、持っていたほうがいいのだと思えます。
うーん。
うーん。
『語れるもの』を考えてみますと、ないわけではないのですが…。
私の場合、うまく言葉にできるかどうか、なのかもしれません。
いえいえ。「うまく」なんて形容詞は余分なのかもしれませんね。下手に理論武装するよりも、自分の言葉で、誰にでもわかる言葉で、語れる方がいいに違いありません。
普段は、ぺらぺらとしゃべっているのにねー。
そんなこんなを、この場を借りてでも、少しずつ書けるといいのだけど。

