無事に、母親の手術が終わりました。
まだ、術後、数日ですが、歩行器を使って歩く練習をするまでになりました。
ほ。
ところで。
術後の母親の付き添いをしていたポンでありますが、すっかり、普段の本業である看護師ではなくて、家族に徹していた「つもり」です。
しかーし。やっぱり、ことあるごとに、この職業が役に立つことってあるものです。
うんうん(良いように言っておこう)。
手術当日。
母親が全身麻酔から覚めはじめた状態で病室に帰還しました。うつ伏せで長時間の手術を受けたので、顔が腫れ、眉毛の上は赤く腫れあがっておりました。
見た目が痛々しかったです。
ホントに、ご苦労であった、はっはー(=母親)。
その母親、術後の口渇をずーーーっと訴えておりました。
「口が渇く」「痰がでない」…。
かーーーーっ、ぺっ。
かーーーーーーっ、ぺっ。
↑
痰を吐き出しておる様子。
そのたびに、口を湿らせ、ティッシュで拭いました。ほぼ、2~3分おき。
こりゃーー、こんなことは看護師さんには忙しくてできんわなーと感じつつ…。
母親もうわごとのように、「こんなん、家族がおらんかったら、あかんわなー」と呟いておりました。
患者さんにするように、ガーゼを冷たい水に浸し、口の中を拭う…。
そのうち、実は…。こっちも「飽きて」きてしまい…。
家族という立場になると、こらえ性がありません。ぼそ・・・。
よーくみていると、はっはーは、ガーゼで拭ったほんの少しの水をしっかりとごっくんしているではないか。しかも、術直後から、お腹がぎゅるるーーーっと動いておる。
ここで、「飽きて」しまっていたポンがやったことは…。
水分摂取許可の時間の1時間半前でしたが、はっはーに水を飲ませることにしました。
勿論、ストローの口を指で押さえて、少しずつ。
はっはーに私は言いました。
「内緒やで、ほれ、飲めっ」(大部屋ですから、かなり、ひそひそと…)
そのはっはーときたら。飲んだ後に、
「ああ~~~、おいしい」と言いおったーーーーーっ。

ポン「こらーーーっ、しーーーっ。黙って飲まんかいっ。」
…まさに、不良家族ですっ。
口渇と痰のからみは、相当つらかったみたいです。だから、そういうのも無理はないですが…。
はっはーの経過は順調です。
今日、歩く練習をしている姿を確認し、帰還いたしました。
明日から、また通常通り、お仕事です。
そして、また、週末には福岡に行かねばなりません。ううう。
母親のリハビリと同様、ぼちぼちいきますか。