亭主の出張の日。
出張といっても日帰りなのだが、亭主は家事に育児に大活躍のワーキングファーザーなので、
彼が一日いない日というのは私にとっては大変な一日である。
朝6時15分発のバスに乗りたい、と言っていたので、バスターミナルまで送る気でいた。
(我が家からバスターミナルまで、車で15分くらいの距離である。)
しかし、そういう晩に限って末っ子(仮称ルル、2歳男)の夜泣きがひどい。
体調が下り坂、というのもあるかもしれないのだが。
私の布団に連れてきて寝かしたが、こちらもゆっくりは寝られない。うう、寝不足。
・・・朝、目を覚ましたら亭主の姿はなかった。気を遣って自分で行ったようだ。
子供たちを起こして順番にトイレに行かせる。
前の晩に仕込んでおいた野菜スープを温めなおし、COMOのモーニングクロワッサン
を朝食として出す。
(このクロワッサンは賞味期限1ヶ月というスグレモノ、我が家の常備食である。)
子供たちは、口々に同じ事を尋ねる。
「おとうさんは?」「おとうさん、いないの?」「おとうさん、どこ?」
訊かれるたびに同じ答えを少しずつ変えて繰り返す。
「もう出たよ。今日はナハでお仕事なんだって。」
「お仕事だよ。夜には帰って来るって。」
「今日は早くからお仕事なんだよ。今頃はバスに乗ってるはず。」
ルルは食べさせてやらないといけないが、あと二人は自分で食べた。
着替えもトイレも、ルルだけは手伝ってやらなくてはいけない。
そして、子供たちの体温測定、保育園の連絡帳書き、投薬、ゴミ出し。
・・・いつもは夫婦でやっていることを、すべて一人でぬかりなく。
8時半、定刻に保育園に到着。子供たちは上機嫌。
保育園に送り込み、したくをさせ、いったん家に戻る。
洗濯にとりかかろうとして、上の子二人のパジャマが洗濯機に入っていることに気づく。
いつもは脱ぎ捨ててあるのだが、今日はお父さんがいないので頑張ったのかも。
洗濯機を回し、野菜スープの残りを利用してカレーを作り、炊飯器のタイマーをセットして、出勤。
部分休業制度で出勤時間が遅くなっているのは、本当に助かる。
夕方、5時15分に職場を去る。
保育園のお迎えは、母親としての喜びが感じられる時間だ。
「おかあさん!ルルのおかあさん!」と抱きついてくるルル。
「みて、サカナ作ったんだよ!」とチラシで作った魚を見せてくれるリリ(次女4歳)。
「あいうえお表が終わったんだよ!でも『ゆ』だけ変な形になっちゃった。」と
いうララ(長女6歳)。
「終わっただけでも偉いよ、また次の時に頑張ろうね」とテキトーにフォローして、
3人を連れて保育園から出る。
家のドアを開けると、ご飯が炊き上がったにおいがする。
カレーを温め、おつゆ(鶏がらスープにわかめと溶き卵)を作り、夕食の配膳。
子供たちはテーブルのしたくを手伝ってくれた。
食べている最中に、ドアをノックする音がした。ヨッシーが来たのだ。
ヨッシーは我が家のベビーシッター兼家事ヘルパー、子供たちに大人気である。
「ヨッシー!ヨッシーが来た!!」と子供たちは大騒ぎ。
「早く食べ終わった人からヨッシーと遊んでいいよ」というと、必死で食べ始めた。
私は6時半からまた仕事の会合があるので、ヨッシーに来てもらったのだ。
9時までには戻る予定で、ヨッシーに留守を頼み、家を出る。
子供たちはヨッシーと遊ぶのに夢中で、あっさりバイバイしてくれた。
会合は定刻より少し早めに終わり、8時半過ぎには家に戻ることができた。
「おかあさん、おかえり!おとうさんの方が先だったよ!」とララが言う。
リリはヨッシーと紙飛行機を作って遊び、ルルはお父さんの膝にいた。
・・・こうして、亭主がいない日は終わった。
出張は私のほうが多いから、亭主はたびたび、こういう日を過ごしているのだ。
出張といっても日帰りなのだが、亭主は家事に育児に大活躍のワーキングファーザーなので、
彼が一日いない日というのは私にとっては大変な一日である。
朝6時15分発のバスに乗りたい、と言っていたので、バスターミナルまで送る気でいた。
(我が家からバスターミナルまで、車で15分くらいの距離である。)
しかし、そういう晩に限って末っ子(仮称ルル、2歳男)の夜泣きがひどい。
体調が下り坂、というのもあるかもしれないのだが。
私の布団に連れてきて寝かしたが、こちらもゆっくりは寝られない。うう、寝不足。
・・・朝、目を覚ましたら亭主の姿はなかった。気を遣って自分で行ったようだ。
子供たちを起こして順番にトイレに行かせる。
前の晩に仕込んでおいた野菜スープを温めなおし、COMOのモーニングクロワッサン
を朝食として出す。
(このクロワッサンは賞味期限1ヶ月というスグレモノ、我が家の常備食である。)
子供たちは、口々に同じ事を尋ねる。
「おとうさんは?」「おとうさん、いないの?」「おとうさん、どこ?」
訊かれるたびに同じ答えを少しずつ変えて繰り返す。
「もう出たよ。今日はナハでお仕事なんだって。」
「お仕事だよ。夜には帰って来るって。」
「今日は早くからお仕事なんだよ。今頃はバスに乗ってるはず。」
ルルは食べさせてやらないといけないが、あと二人は自分で食べた。
着替えもトイレも、ルルだけは手伝ってやらなくてはいけない。
そして、子供たちの体温測定、保育園の連絡帳書き、投薬、ゴミ出し。
・・・いつもは夫婦でやっていることを、すべて一人でぬかりなく。
8時半、定刻に保育園に到着。子供たちは上機嫌。
保育園に送り込み、したくをさせ、いったん家に戻る。
洗濯にとりかかろうとして、上の子二人のパジャマが洗濯機に入っていることに気づく。
いつもは脱ぎ捨ててあるのだが、今日はお父さんがいないので頑張ったのかも。
洗濯機を回し、野菜スープの残りを利用してカレーを作り、炊飯器のタイマーをセットして、出勤。
部分休業制度で出勤時間が遅くなっているのは、本当に助かる。
夕方、5時15分に職場を去る。
保育園のお迎えは、母親としての喜びが感じられる時間だ。
「おかあさん!ルルのおかあさん!」と抱きついてくるルル。
「みて、サカナ作ったんだよ!」とチラシで作った魚を見せてくれるリリ(次女4歳)。
「あいうえお表が終わったんだよ!でも『ゆ』だけ変な形になっちゃった。」と
いうララ(長女6歳)。
「終わっただけでも偉いよ、また次の時に頑張ろうね」とテキトーにフォローして、
3人を連れて保育園から出る。
家のドアを開けると、ご飯が炊き上がったにおいがする。
カレーを温め、おつゆ(鶏がらスープにわかめと溶き卵)を作り、夕食の配膳。
子供たちはテーブルのしたくを手伝ってくれた。
食べている最中に、ドアをノックする音がした。ヨッシーが来たのだ。
ヨッシーは我が家のベビーシッター兼家事ヘルパー、子供たちに大人気である。
「ヨッシー!ヨッシーが来た!!」と子供たちは大騒ぎ。
「早く食べ終わった人からヨッシーと遊んでいいよ」というと、必死で食べ始めた。
私は6時半からまた仕事の会合があるので、ヨッシーに来てもらったのだ。
9時までには戻る予定で、ヨッシーに留守を頼み、家を出る。
子供たちはヨッシーと遊ぶのに夢中で、あっさりバイバイしてくれた。
会合は定刻より少し早めに終わり、8時半過ぎには家に戻ることができた。
「おかあさん、おかえり!おとうさんの方が先だったよ!」とララが言う。
リリはヨッシーと紙飛行機を作って遊び、ルルはお父さんの膝にいた。
・・・こうして、亭主がいない日は終わった。
出張は私のほうが多いから、亭主はたびたび、こういう日を過ごしているのだ。