SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ペットフードメーカーとジレンマ

2014-12-07 23:58:38 | まじめな話
dog actuallyの新しい記事がアップされています。
「主役は保護犬、サンクスギビングの特別番組」

サンクスギビングの日の夜に放送された、保護犬の新しい家族の募集&チャリティの番組の話です。
とても良い番組だったので、ぜひ上のリンクもご覧になってみてくださいね。


「シーザーさんも出演してたのだ~!」

そうそう。番組冒頭で客席に座ってるのがチラッと映って「おーっ!なに?一般席で見に来たの?」と思ってたら(んなわけない)
後からちゃんとステージ上に登場していました。
一般に考えられているピットブルのイメージは誤解であること。
かつてピットブルは子守犬と呼ばれていたほど、愛情溢れる犬であることなどを語った後、
ピットブルのレスキューをしている女性の紹介をしていました。



「で?今日のタイトルのジレンマってなんのこと?」

それもね、この番組に関連すること。

番組の中でシェルターヒーロー・オブ・ザ・イヤーとして表彰されたブリン・ドネラーさんという女性がいました。
彼女はアニマルライフラインというレスキューグループを運営している方なのですが
このグループ、普通の保護活動だけでなく、全国(時には外国にも)のシェルターを訪れて
改築やリフォームをするという素敵な活動もしています。今回表彰されたのは、この活動に対して。

番組中で紹介されたビデオです。


シェルターというのは悲しい場所であってはいけない。
動物にとって快適であることはもちろんのこと、訪れた人も笑顔になれること。
それはすべて動物たちに還元されるという姿勢で、シェルターのリフォームをされています。


「かっこいい!でもまだ何がジレンマかわかんないんだけど。」

それはね、ビデオの中にたくさん登場している、ペットフードメーカーのペディグリーさんのこと。
ペディグリーがシェルターへの寄付を積極的に行ったり、サポートをしているのは以前から知っていたのですが
今回またこうして目にすると、企業としての宣伝の一環であると承知していても良いことだなあと思うんですよ。

でもね、ペディグリーさん、せめてフードの合成着色料だけでもやめてくださらないかしら。
保存料などは使わないと仕方ない部分もあるけれど、着色料は必要ないしねえ。
残念ながら、私がニコニヤに与えることはないと思うんですが、こういう活動は続けて頂きたい。
うーむ・・・・というジレンマです。


「あたし、そのフード食べてたことあるわよ。」

うん知ってる。ニヤの出身シェルターで使ってたの見たから。

超大手メーカーではピュリナやアイムスもシェルターへの寄付を自社サイトで報告しています。
製品の寄付だけでなく、様々なサポート活動も行なっているし
保護犬を迎えることについても自社サイトで紹介しています。

こういう活動をしている企業には感謝したい。でも買わない・・・というジレンマ。
すみません。大手メーカーさま。


「ニコからもお礼を言います。シェルターをサポートしてくれてありがとう。」

日本の同じピュリナやアイムスのサイトでは、残念ながらこのような活動については何も触れられていません。
もしかしたら日本法人でも寄付などしているかもしれないけれど、何も書かれてない。
それでも「犬を飼う責任」「研究や実験の方針」などについてきちんと説明しているので、日本法人さんも頑張ってらっしゃるとは思う。


「奥歯にもののはさまったような物言いのおかーさん。」

わかってるわよ。だからジレンマだって言ってるんじゃない。

《追記》
ペディグリーさん、日本のサイトにも保護犬支援活動の紹介がありました。
たいへん素晴らしいことです。
でも企業としての支援活動は2013年で終了してるらしい。

そして苦悩は深まる….。

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コメント (2)
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