SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

犬と暮らすための5つのC

2015-02-08 23:56:33 | その他
今日は久しぶりにシーザー・ミランカテゴリー。
チラッと目に入ったシーザーさんのフェイスブックのリンク先の記事を訳してみました。

全訳ではないのですが、だいじなエッセンスは抜けてないはず。多分(笑


「みなさんよかったらお付き合いください。」

「ペット」というものを初めて経験したのは子供の頃だったという人は多いでしょう。
金魚だったかもしれないし、ハムスターだったかもしれない、猫や犬だったという場合もあるでしょう。

大人たちはペットを飼うことは子供に「責任」というものを教える良い機会だと考えます。
「あなたのペットなんだから責任持って自分で世話しなさい。」
とは言っても、結局は動物たちの世話は大人が引き受ける羽目になる場合も多いもの。
大人は子供よりも責任感が強いものですからね・・・・ん?本当に?

もちろん大多数の大人たちは責任を持って犬に食餌と水を与え、鑑札の登録をして、予防接種を受けさせます。
でも責任ある飼い主というのはそれだけで務まるものではありません。

僕が心底驚くのは、自分の犬をめったに散歩させないという人がけっこうな割合でいることです。
犬の散歩というのは「飼い主の責任」のNo. 1項目なんです!
(食餌や住居という最低限のことは別にして、ですよ。もちろん。)



「散歩なしとかあり得ないから!」「だよね~。」


散歩をする時間がない? 作ってください。
健康上の理由で歩けない? プロのドッグウォーカーを雇いましょう。
寒すぎたり暑すぎたり気候がネック? なにか代わりの策を見つけて!
例えば、トレッドミルだとか、犬もOKのショッピングモールだとか。
もちろんこれは臨時の作戦だということは忘れないでくださいね。

犬には運動が絶対不可欠で、それには散歩をするのが一番良い方法です。
運動だけでなく、飼い主と犬の絆を深める絶好のチャンスでもあるしね。

でも責任ある飼い主に必要なものは他にもたくさんあります。
今日はそれを5つのCで始まる言葉でお伝えします。



1.Commiment(責任・約束)
犬を迎えるというのは命を預かるということです。
犬種にもよるけれど7~16年、場合によってはそれ以上の期間にわたって責任を持たなくてはいけません。
それはつまりあなたの生活環境が変化する時も犬に合わせる覚悟が必要だということ。
例えば、引越しをする時には犬が飼える環境の住居を探すのは必須です。
万が一、どうしてもやむを得ない事情で、これ以上犬と暮らすことができなくなった時にも
簡単に犬を保健所に連れて行かないでください。
友達や親戚家族で犬を引き取ってくれる人を探し、それでも無理ならば
No Killの保護団体と協力しあって新しい家族を見つけてあげてください。



「おうちに迎えることって、一生の約束なのよ。」


2.Cost (コスト・経費)
ペットを飼うことはお金がかかります。
ASPCAの統計によると、一般的な犬の平均経費は年間600~900ドル。
ここには救急や特別な医療費、その他予期せぬ臨時出費は含まれません。
ペットの医療保険に加入しておくことは万一の出費に備える賢い方法です。
またペットの緊急時のための積立預金をしておくことも良いアイデアです。



「おかーさん、お金ある?だいじょぶ?」

う、うん、大丈夫だよ!


3.Care(ケア・世話)
食餌や水、散歩とはまた別に、少なくとも年に1回は健診のために犬を動物病院に連れていく必要が有ります。
シニアになれば年に2回(獣医さんの指示に従いましょう。)
その他に必要なすべての予防接種、ノミ・ダニ・寄生虫の予防策。その時々で必要な医療ケア。
また、火事、洪水、地震など自然災害に備えての緊急セットは、人間用だけでなく
犬用にも準備しておかなくてはいけません。
そしてきっと何よりも一番辛いケアは彼らの最後を看取ることです。
犬の健康が衰えてしまった時、正しい理由で正しい決断をするための心の準備をしておきましょう。
優先して考えるべきは犬のQOL(生活の質)で、人間の感情ではないことを心しておいてください。


「あたしは病院とか連れてってくれなくていいんだけど。」

そういうわけにはいかない。


4.Control(コントロール・制御)
出会ったすべての犬をレスキューしたくなる誘惑は確かにあります。
けれど当然ながらきちんと世話をできる数には限りがあります。
里親になるのは経済的にも物理的にも無理のない頭数だけで!
また自分の犬にはIDタグやマイクロチップをきちんと付けて、登録情報は常に最新のものに!
コントロールというのは避妊去勢手術を施すことも含みます。
望まぬ妊娠で野良犬やシェルターの犬を増やさないために大切なことです。



そうそう。目があった子はみんな連れて帰りたくなるけど、そこは気持ちを制御。


5.Consideration(考慮すべき事柄)
犬を迎えるということは、家族の者以外にも影響を及ぼします。
近所の人から「あそこの犬は・・・」と言われないために最大限に努めなくてはなりません。
留守番の時にずっと絶え間なく吠えたりキュンキュン鳴いたりしないようにトレーニングをして
ドアや門、塀は脱走できないようにきちんと確認しておくことが大切です。
犬はきちんと社会化と躾を実行して、公共の場では常にオンリード、
それからもちろん、犬のフンは毎回きちんと拾うことです。


「おかーさん、後の片付けおねがい。」


基本的には当たり前のことばっかりなんですが、シーザーさんもたまに当たり前のことを再確認して
まともな飼い主さんの裾野を広げる努力をしているんでしょう。

安楽死のことや、避妊去勢手術のことなど、日本とは少し傾向の違う問題もありますが
こういうことはどっちが正しいとか良いとか悪いとかではなくて
「そういう考え方もあるんだな。」「そういう選択肢もあるんだな。」と受け止めた上で
考えるきっかけにして頂けたら何より嬉しいです。

原文はこちらです。
The 5 C’s of responsibility


それからdog actuallyも新しい記事がアップされています。
スーパーボウルのCMのことは先日ブログにも書いたけれど、こっちはちょっと真面目な話。
「犬が主役のスーパーボウルのCM2つの明暗」

こっちもよかったら読んでみてください。


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コメント (5)
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