SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

得意分野

2016-04-24 23:59:55 | ニコとニヤの日常

ビビリんちょだったり、スットコドッコイだったりするニコですが、運動以外の得意分野もあるんです。

「そうだよ~。おやつのジャンピングキャッチとかさ~。」

いや、そういう話じゃなくて、頭を使うお話。
あ。でもあれも集中力の問題もあるから、頭の能力の一部かな。

ニコはこう見えて記憶力がすごく良いんです。
例えば、家でおやつ探しゲームをする時、私が過去に隠した場所を順番に探し始めます。
家の中だけじゃなくて、公園でゲームをする時も、以前に隠し場所に使った樹を覚えていてそこから探し始めます。

「前にこの樹のこの辺りにあったんだよ~。」

でもねニコ、それは記憶力を試すゲームじゃなくて鼻を使って匂いを追うゲームなんだよ。
そういうとこ、やっぱりスットコドッコイ。

あと、一度でもおやつをくれた人は決して忘れない。
あ.......すごいのは記憶力じゃなくて食い意地なんじゃないかって気がついた。

でもまあ、他にも道順を覚えるのも早いし、方向感覚も良い方だと思う。


「あはは~。ニコほめられちゃったよ~。」



「いつもあたしばっかり褒められるから、ニコちゃんよかったわね。」

別にニヤばっかり褒めてないよ。
君は褒められたことだけ覚えてて、その他の興味ないことは全く眼中にないからそう思うだけだ。

ニヤの得意分野は社交術。人でも犬でもおつきあい上手。
すごいなあと思うのは、複数の人間がいたら、その中で一番立場が上の人を瞬時に見抜くこと。
病院なら院長先生、ケンネルならマネージャーに思いっきり可愛い顔をして尻尾ブンブンします。
うちに来たお客さんの中では、一番長く膝に乗せて撫で続けてくれる人を一瞬で見つけます。

でもおやつ探しゲームみたいなのは、あんまり得意じゃない。
私が指差して方向を示しても「その手の中に持ってるの?」と引っ掻きに来るし
ちょっと探して見つからないとすぐに諦めるし。


「あたしの一番の得意分野はこの美貌だから、他のことはどーでもいーのよ。」

まあニコニヤの得意分野なんて言っても、どれもたいしたことではないんですが
犬って個体によっても犬種によっても、得意分野がそれぞれ全然違いますよね。

ちょっと真面目な話をすると、私「かしこい犬種」という言い方が好きじゃないんです。
そんな風に呼ばれるのって、たいていは訓練がし易い犬種が多いですよね。
それはもちろん素晴らしいことだし、その犬たちはたしかに賢いと思うけれど
じゃあ訓練の入りにくい犬は賢くないのか?って言いたくなるんですよ。

うちのニヤみたいなミニピンもそうですが、自分の判断で狩りなどをするよう使役されて来た犬種は
普通の訓練は入りにくいですよね。だって自分で考えるのが良しとされて来たんだから。
それは警察犬や盲導犬になるための訓練がし易い犬とはまた別の賢さのはずなのに
どうかしたら「バカ犬」なんて呼ぶ輩までいる。

訓練の入り易い犬種というのも、様々な役割の使役犬として働くために育種してきた結果なのだから
それに見合った運動や仕事を与えてやらないと、問題行動につながってしまうんだから。

「かしこい犬」っていう言葉からは人間の都合だけに目を向けている印象を受けるし
バカな犬なんて聞いたら「バカはあんただよ」と毒を吐きたくなるんですよ。

グダグダと書いちゃった(笑)
ニコニヤの得意分野のことを考えていたら「みんなそれぞれにかしこいよね」としみじみ思ったもので。


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コメント (6)
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