「昨日の続きでーす」
昨日の後半に書いた、肝臓や消化器をいたわるためにハーブはどう?と書いたことについて、より詳しく。
理想的だと書いたPea Tea Puuさんの「ベーシック」には4種類のハーブがブレンドされています。
うちのブログでも何度も登場している名前のハーブです。
『ネトル』『バードックルート』『ワイルドストロベリー』『クリーバーズ』
どれもマイルドで毎日使い易いハーブです。
ネトルとワイルドストロベリーはビタミンやミネラルを豊富に含みます。
4種類ともマイルドな利尿作用があります。
ビタミンやミネラルを補給しつつ、余分な水分を排出するので体の解毒器官である肝臓や腎臓の働きを助けます。
クリーバーズはリンパ系に働きかけて流れをスムーズにします。
ハーブや漢方薬の効き方というのは西洋医学の薬とは違います。
西洋医学では悪い部分に働きかけ症状を抑えたり消したりする働きをしますが
ハーブや漢方は「全体の流れを整えて結果として悪いところにも届く」という働き方をします。
上記の4種類のハーブは血液やリンパの流れをスムーズにして、余分なものを排出することで
体内の各臓器の血流も良くなって機能が高まり、全体に体の調子が良くなるというものです。
(薬ではないので、販売する人や会社は「体の調子が良くなる」という表現はできません。)
また、どんなハーブでもそうですが、5日摂ったら2日休むのペースは守りましょう。
体が慣れすぎてしまうのを防ぐためです。
胆泥症は、放ってはおけないけれど明確に病気というわけではない状態ですから
体内の液体の流れを良くするという方法は良いと思うんですよ。
すごく深刻ではないけれど腎臓や肝臓の調子が悪いという場合も同じです。
「1日に何回もごはん食べられるなら病気じゃないよね!」
そういう単純な話じゃないんだけどね。
犬の健康のことを良く考えて、いろいろなことを勉強して取れ入れている人が陥りがちなんですが
ついつい「あれもこれも」と足し算に次ぐ足し算の連続になってしまうという傾向があると思います。
前回の記事で書いた方は、かかりつけの獣医さんからマルチビタミンを摂っては?と言われたそうです。
多分、獣医さんにとってはフードでなく手作りのものを食べさせているので
栄養のバランスが偏ったり足りなくなったりしてるのでは?という印象があるのでしょうね。
でもあれだけ多種類の食材を使って、トッピングもこだわりの品を使っていらっしゃるのに
マルチビタミンをプラスする必要はないですよねえ。
むしろ、ビタミンの種類によってはサプリによる摂りすぎが心配なくらいです。
生き物の体って、良いと言われるものをプラスしていけばどんどん良くなるというものじゃない。
他の犬には良くても、うちの犬には合わないという場合もありますから足し算は慎重に。
肉や野菜などの食材のグループと、トッピンググループで重複している栄養素があれば
どちらかをマイナスする引き算が必要になります。
以前にも書いたことがあるけれど、毎日いろいろ考えている愛犬の体調が狂ったら
それは飼い主さんのせいじゃなくて、巡り合わせとかタイミングが悪かったと考えておけばOK。
でも体調がいい時や、回復して元気になってきたら「私のケアのおかげで!」と思えばいいんです。
それくらい楽天的に構えていた方が良いということですね。
こんなんで良かったのかなあ。
何か不明な点などあればできる範囲でお答えしますので、コメント欄からどうぞ。
人気ブログランキング