昨日アップした「アメリカ食品医薬品局が豆類やポテトを使ったフードと拡張型心筋症の関連について警告を発表」の件。
私が感じていることと、補足の情報を書き足したいと思います。
*FDAと聞いて私が感じたこと*
「おかーさんが感じたこと?」
そう、「FDAが原材料の豆類やポテトに警告と調査」という報道を見た時に私が一番最初に感じたこと。
それは 「豆とポテトで心臓病?すんごい胡散臭いんですけどぉ」でした。
もちろん私は医療関係者ではない、只のいち飼い主です。
でも昨日も書いたように、穀類の代わりの炭水化物として豆類を使っているメーカーというのは
そのほとんどがプレミアムフードと呼ばれるブランドのメーカーです。
FDAの発表にあったように数ヶ月それらのフードを食べただけで心臓に影響が出るなら
該当する製品を作っているメーカーの研究者が気がつかないはずがないと思うんですよ。
胡散臭いなあと思ったまた別の理由は、昨年アメリカの大統領が交代して以来
政府の機関の人事も変わり、えげつないくらい露骨に大企業寄りになっていることと関係があります。
FDAなんてその中でも製薬会社など企業の意向を汲みまくりの機関なのでね
「FDAの警告ねえ、ふ〜ん」と疑いの目を向けちゃったんですね。
ちなみに、dog actuallyにも書いたことがあるけれどトランプ政権に変わった直後に
アメリカ農務省のサイトで公開されていた社名入りパピーミル査察結果が削除されたり
オーガニック食品の規制が以前よりもずっと緩くなったり、そんなことが山のように起こっているわけです。
でも一応アメリカの政府機関の発表だし、他の日本語サイトでも紹介されてたから
まずは客観的に発表されてることをニュートラルにお伝えしようかなと書いたのが昨日の記事。
*豆類を多く使っているプレミアムフードと言えば...*
「プレミアムフードと言えば...おいしい!」
連想ゲームじゃないのよ、ニヤ。
グリーンピースやレンズ豆、ヒヨコマメを使ったフードと言えば
私が一番最初に頭に浮かべたのがアカナとオリジン。
他にもこれらの原材料を使っているフードはたくさんありますが、
この2ブランドは1つのフードに多種類の豆類が使われているんですね。
それでね、アカナとオリジンと言えば1ヶ月ほど前にDogs in the U.Sに書いたこの記事。
ペットフードメーカーに対する集団訴訟1
ペットフードメーカーに対する集団訴訟2
アカナとオリジンのメーカーであるチャンピオン・ペットフード社が
ものすごく根拠の弱い理由で、言いがかりのような集団訴訟を起こされたんですね。
リンク先の記事には露骨なことは書いていないんですが、私の勝手な憶測というか
感じた雰囲気は「訴訟を起こした人たちって誰かに雇われてるみたい」というものでした。
あくまでも、私の個人的な感想ですけれどね。
だって集団訴訟と言っても、原告は3〜4名ずつ。1ヶ月おきくらいにパラパラと訴えが起きるんですよ。
ネスレピュリナのフードを食べて数百匹の犬が命を落とした時みたいな集団訴訟とは明らかに違う感じ。
実際に被害のあった犬も報告されていないし。
今回のFDAの警告の件と併せて見ると
誰かがチャンピオン・ペットフード社を陥れようとしてるようにも見えるよね、
......というのが私の感想。
*そして極め付けの情報は...*
「え?なになに?」
さて、面白いというか興味深い事実がもう1つ。
7月2日付のウォール・ストリート・ジャーナルで報道されたニュースです。
それはピュリナのネスレ社がチャンピオン・ペットフード社を買収しようと交渉中であるというもの。
Truth about Pet Foodのサイトでも紹介されています。
チャンピオン・ペットフードは上場企業ではないので、買収はチャンピオン社の株式を保有している企業との交渉を通しているようですが
ブルームバーグの報道によると、この交渉は決裂の可能性もあるらしい。
ネスレ社は2015年の集団訴訟の後、メリックとキャスター&ポルックスの2社を買収してるんですよね。
どちらも小規模ながら、高品質のプレミアムフードを作っている会社でした。
その集団訴訟については昨年ネスレ社の勝訴で終わっていますが、別件の集団訴訟が起きたことと
勝訴とは言え悪いイメージが蒸し返されたことで、昨年は同社の株価も下がっています。
そんなこともあって、またイメージの良いプレミアムブランドが欲しいんだろうなあと推測しています。
私の勝手な憶測だけどね、何か売り上げが落ちるような打撃があれば、買収に応じるかもしれないよね。
と言うわけで、私の勝手な憶測や感想は抜きにして、わかっていることだけを書くと
・FDAが「拡張型心筋症を発症した犬が豆類やポテトを高い配合で使われているフードを食べていた」と警告
・豆類を多く使っているメーカーの代表のひとつはアカナとオリジンのメーカー
・そのアカナとオリジンのメーカーは最近不自然な訴訟を起こされている
・ネスレ社がアカナとオリジンのメーカーを買収しようと交渉中
おまけ
・トランプ政権以降、政府機関の決定が露骨に大企業寄りになっている
実はね、私も忙しい時用に常備しているフリーズドライのフードにポテトが使われているので、ちょっと動揺したんですよ。
でも上に書いたようなことを考えていたら「フードの変更なんかしないわ、馬鹿馬鹿しい」と思いました。
手作りの食餌の材料としては、私は基本的にはジャガイモは使わないんです。
ジャガイモの芽や青い部分に含まれる有害成分に、犬は人間より反応しやすいと聞いたことがあるから。
でもスターチなど加工後のものなら有害成分の心配はないので気にしていません。
もし私が豆類やポテトが使われているフードをニコニヤに与えていたら
昨日の記事とは書いてることが変わるんですが、そのまま与え続けます。
心臓のことが気になるならタウリンやカルニチンをプラスする方向で考えますが
これについては、また改めて。
「あたしたちのごはんは何も変わらないのね」
うん、そういうこと。
ところどころ私の感想や憶測が入っていますが、最後に赤字で書いた部分はわかっている事実です。
ただし、そこに繋がりがあると言う証拠はありません。
最終的な判断は皆さま各々にお任せします。
私は、今使っているポテト使用のフードをそのまま使い続けることにします。
だって昨日も書いたけれど、その拡張型心筋症を発症している犬の数や割合は一切発表がないんですよ。
もしかしたら10匹くらいなんじゃないのか?という疑惑もぬぐい切れない。
この件に関してまた続報があればお知らせします。
人気ブログランキング
私が感じていることと、補足の情報を書き足したいと思います。
*FDAと聞いて私が感じたこと*
「おかーさんが感じたこと?」
そう、「FDAが原材料の豆類やポテトに警告と調査」という報道を見た時に私が一番最初に感じたこと。
それは 「豆とポテトで心臓病?すんごい胡散臭いんですけどぉ」でした。
もちろん私は医療関係者ではない、只のいち飼い主です。
でも昨日も書いたように、穀類の代わりの炭水化物として豆類を使っているメーカーというのは
そのほとんどがプレミアムフードと呼ばれるブランドのメーカーです。
FDAの発表にあったように数ヶ月それらのフードを食べただけで心臓に影響が出るなら
該当する製品を作っているメーカーの研究者が気がつかないはずがないと思うんですよ。
胡散臭いなあと思ったまた別の理由は、昨年アメリカの大統領が交代して以来
政府の機関の人事も変わり、えげつないくらい露骨に大企業寄りになっていることと関係があります。
FDAなんてその中でも製薬会社など企業の意向を汲みまくりの機関なのでね
「FDAの警告ねえ、ふ〜ん」と疑いの目を向けちゃったんですね。
ちなみに、dog actuallyにも書いたことがあるけれどトランプ政権に変わった直後に
アメリカ農務省のサイトで公開されていた社名入りパピーミル査察結果が削除されたり
オーガニック食品の規制が以前よりもずっと緩くなったり、そんなことが山のように起こっているわけです。
でも一応アメリカの政府機関の発表だし、他の日本語サイトでも紹介されてたから
まずは客観的に発表されてることをニュートラルにお伝えしようかなと書いたのが昨日の記事。
*豆類を多く使っているプレミアムフードと言えば...*
「プレミアムフードと言えば...おいしい!」
連想ゲームじゃないのよ、ニヤ。
グリーンピースやレンズ豆、ヒヨコマメを使ったフードと言えば
私が一番最初に頭に浮かべたのがアカナとオリジン。
他にもこれらの原材料を使っているフードはたくさんありますが、
この2ブランドは1つのフードに多種類の豆類が使われているんですね。
それでね、アカナとオリジンと言えば1ヶ月ほど前にDogs in the U.Sに書いたこの記事。
ペットフードメーカーに対する集団訴訟1
ペットフードメーカーに対する集団訴訟2
アカナとオリジンのメーカーであるチャンピオン・ペットフード社が
ものすごく根拠の弱い理由で、言いがかりのような集団訴訟を起こされたんですね。
リンク先の記事には露骨なことは書いていないんですが、私の勝手な憶測というか
感じた雰囲気は「訴訟を起こした人たちって誰かに雇われてるみたい」というものでした。
あくまでも、私の個人的な感想ですけれどね。
だって集団訴訟と言っても、原告は3〜4名ずつ。1ヶ月おきくらいにパラパラと訴えが起きるんですよ。
ネスレピュリナのフードを食べて数百匹の犬が命を落とした時みたいな集団訴訟とは明らかに違う感じ。
実際に被害のあった犬も報告されていないし。
今回のFDAの警告の件と併せて見ると
誰かがチャンピオン・ペットフード社を陥れようとしてるようにも見えるよね、
......というのが私の感想。
*そして極め付けの情報は...*
「え?なになに?」
さて、面白いというか興味深い事実がもう1つ。
7月2日付のウォール・ストリート・ジャーナルで報道されたニュースです。
それはピュリナのネスレ社がチャンピオン・ペットフード社を買収しようと交渉中であるというもの。
Truth about Pet Foodのサイトでも紹介されています。
チャンピオン・ペットフードは上場企業ではないので、買収はチャンピオン社の株式を保有している企業との交渉を通しているようですが
ブルームバーグの報道によると、この交渉は決裂の可能性もあるらしい。
ネスレ社は2015年の集団訴訟の後、メリックとキャスター&ポルックスの2社を買収してるんですよね。
どちらも小規模ながら、高品質のプレミアムフードを作っている会社でした。
その集団訴訟については昨年ネスレ社の勝訴で終わっていますが、別件の集団訴訟が起きたことと
勝訴とは言え悪いイメージが蒸し返されたことで、昨年は同社の株価も下がっています。
そんなこともあって、またイメージの良いプレミアムブランドが欲しいんだろうなあと推測しています。
私の勝手な憶測だけどね、何か売り上げが落ちるような打撃があれば、買収に応じるかもしれないよね。
と言うわけで、私の勝手な憶測や感想は抜きにして、わかっていることだけを書くと
・FDAが「拡張型心筋症を発症した犬が豆類やポテトを高い配合で使われているフードを食べていた」と警告
・豆類を多く使っているメーカーの代表のひとつはアカナとオリジンのメーカー
・そのアカナとオリジンのメーカーは最近不自然な訴訟を起こされている
・ネスレ社がアカナとオリジンのメーカーを買収しようと交渉中
おまけ
・トランプ政権以降、政府機関の決定が露骨に大企業寄りになっている
実はね、私も忙しい時用に常備しているフリーズドライのフードにポテトが使われているので、ちょっと動揺したんですよ。
でも上に書いたようなことを考えていたら「フードの変更なんかしないわ、馬鹿馬鹿しい」と思いました。
手作りの食餌の材料としては、私は基本的にはジャガイモは使わないんです。
ジャガイモの芽や青い部分に含まれる有害成分に、犬は人間より反応しやすいと聞いたことがあるから。
でもスターチなど加工後のものなら有害成分の心配はないので気にしていません。
もし私が豆類やポテトが使われているフードをニコニヤに与えていたら
昨日の記事とは書いてることが変わるんですが、そのまま与え続けます。
心臓のことが気になるならタウリンやカルニチンをプラスする方向で考えますが
これについては、また改めて。
「あたしたちのごはんは何も変わらないのね」
うん、そういうこと。
ところどころ私の感想や憶測が入っていますが、最後に赤字で書いた部分はわかっている事実です。
ただし、そこに繋がりがあると言う証拠はありません。
最終的な判断は皆さま各々にお任せします。
私は、今使っているポテト使用のフードをそのまま使い続けることにします。
だって昨日も書いたけれど、その拡張型心筋症を発症している犬の数や割合は一切発表がないんですよ。
もしかしたら10匹くらいなんじゃないのか?という疑惑もぬぐい切れない。
この件に関してまた続報があればお知らせします。
人気ブログランキング