神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.431 なにかを忘れている国

2025-03-12 00:33:38 | 雑評
(1)おととい10日は東京大空襲、きょう11日は東日本大震災、忘れてはいけない日でした。
 これを「忘れてた」と言えば顰蹙をかいますから、誰もそうは言わないと思いますが、しかし、「忘れてた」いうよりもっとひどことがやられていると思いませんか?

(2)それは、あの憲法や財政法に2度と戦争をやらないための歯止めが書かれているのに、それをどんどん無視してきていることです。それだけでなく、今や、国債を発行して軍備増強を始めています。また、国会の知らないうちに、自衛隊員が軍事関連の国際会議に出席までしています。

(3)世界情勢が変わったといって憲法に書いてあることをなし崩し的に変えてしまうなら、憲法が憲法の役割を果たせません。世界に向かってこれが「日本の国是」だと言って主張することもできません。いっても、「口先だけだろ?」と相手にされなくなります。

(4)いま、高度成長以降に景気対策などでやってきた大規模公共事業のメンテナンスが必要になってきています。これは、先日の埼玉県八潮市の道路陥没があったというだけでなく、もう専門家がずいぶん言ってきていることです。予想される災害対策と併せて、国民生活の安全の対策こそとるべきなのです。

(5)ところが、政府も自公与党も戦争の被害者救済に本腰を入れてやってきませんでした。まだ、被爆者の保護や核兵器廃棄の取り組みにもそっぽを向いています。過去の教訓を生かそうとしていないこと、これが「忘れてた」よりもっとひどいことであること、そういうことを、国民が気づき始めています。

(6)大船渡の火災は、なんとなくむなしいところがあります。
 予期せぬ大災害に苦しんでいるのに、対策は思うに任せない。しかし、なんとか立ち直りかけたところへ次の災難が降りかかる・・・。日本て、この繰り返しみたいですね。
 能登の救済もスッキリしません。

(7)いまのコメ相場のような政治や経済、それはイヤだと言いましょう。いま求められるのはこれです。平和のためといって、国民の生活を犠牲にするなということです。
 まったく、この国は「何かを忘れている国」だと思いませんか。

【コレクション 188 世界映画全史】
 いろいろな古い映画があります。
 私は、1960年代末にテレビで流されたものや、上京して池袋だとか飯田橋にあった名画座で上映されたものをずいぶん見たと思っていましたが、このパンフレットを見ると、それもたいした数でなかったことがわかります。
 
 パンフレットの大きさはB5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1を折り込み、さらに二つ折りするとできます。下に、1・4~6㌻を載せました。
 全体は、
 1㌻ 下に掲載
 2㌻ 刊行の辞 訳者代表 丸尾定
 3~5㌻ 全巻収録内容 下に掲載
 6㌻ 刊行に寄せて 南 博 一橋大学名誉教授 偉大な文化史家
          佐藤忠雄 映画評論家 ジョルジュ・サドゥールのこと    
 7㌻ 推薦(序文より)飯島正 
   サドゥールの『世界映画全史』は、現在のぞみうる最大そして最良の世界映画史である。
 8㌻ 刊行案内 菊判 各巻320~450㌻ 予価6500~7000円
    1992年11月発売予定 国書刊行会
 
       1㌻


         4㌻

     
       5㌻


       ()


 以上です。
 今日はここまで。明日はお休みです。
 
 昨日多摩川で見た鳥のことを一言。
 これは前に紹介したことがある鳥ですが、人なつこいのか、物見高いのか、おもしろいところのある鳥です。

 1.降り立って、それとなくこちらを伺ってます。
  

2.やがて、キョロキョロしながら近づいてきます。
  

3.カメラを構えているのにひるみません。興味を持つようです。
  

4.もっと近づいてきます。
  

5.さらに近づいて静止。
  

6.私が帰りかけると、寂しそうにウロウロと・・・。
  

 昔、「You are my sunshine~」て目の前で書いてくれた子がいたな~
  〽お(追)われ~て みたの~は~いつの~ひ~か~


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