(1)選挙が始まり、きょうは自動音声の電話が2回入りました。
一つは、東京25区の自民党候補のものでした。
私は、よほどの都合の悪い時でないかぎり、一応は全部聴いています。きょうも聴きました。
もう一つは、共同通信社の選挙に関するアンケート調査でした。
私は、こういうものにもだいたい真面目に答えてます。
(2)でも、経済学をやり、財政学や財政史をやってきたものとして、そしてまた、大学でその一端を講義してきたものとして、自民党の政策を支持することはできません。
政策を聴いていると、経済成長とか、財政再建とか、中央とのパイプとかいいますが、そもそも憲法を順守せず、財政規律を無視して財政を悪化させてきたのは自民党であり、それを支えてきたのは公明党です。もちろん、野党にも無責任なことをいう政党がありますが、それはいま措いて、自公政権で財政再建できるというなら、いまも進行しつつある悪化をまず止めて見せてはどうかといいたい。
(3)そもそも、今の財政悪化はもう1960年代からずっと続いていることです。この間、政権を担当してきたのは自民党であり、ここ何十年かは公明党との連立政権です。ですから、赤字財政は自公政権の共同責任です。財政赤字はずっと続けられてきたうえ、いまも進行していて、この先はローンが積み上がり、もっと悪くなることがわかっています。
(4)財政赤字を引き起こした犯人が、裏金問題同様、責任の所在をはっきりさせもしないのに、選挙になって財政再建をやるといっても信用できません。これまででも、大手企業の法人税を何度も下げて、億単位の配当利益のある高額所得者の所得税を下げて、その一方で高齢化社会の到来に備えるとか言って消費税を3%→5%→8%→10%とドンドン挙げて、防衛費をドンドン増額して今や教育費の2倍の8兆円にまで増やし、この先まだ増えるのです。そのために大学などの教育研究費は乏しくなり、授業料の値上げが取りざたされて、このほか、医療費3割負担とか、年金削減、年金支給年齢の引き上げなど、きりなく出てきています。
(5)そういうヒドイ財政の中で、いままでやってきた悪政やムダ遣いはそのままで再建を図るということになれば、その財源はどうすることになるか見え見えです。それは、結局、国民を困らせることによってしかできません。
事実、先日、経団連が2025年度の「税制に関する提言」を発表し、この中で社会保障財源については消費税が有力な選択肢であるとしています。
もちろん、最近は与党も政府も法人税の引き上げを言っていますが、財界から政策の「通信簿」をつけられていて、それによってパーティー券などの政治献金をもらっているのですから、無視することなどできません。となれば、要するに、消費税をもっと上げて(たとえば、15%とか20%とか)取る方を増やし、医療・年金・教育などの出す方を抑える、という今までやってきたことの継続しかないのは火を見るよりも明らかです。
これが、この先は、被団協へのノーベル平和賞授与という世界中の注目を浴びながら、危機を煽って防衛費を増やし、核による平和に固執するという新しい段階になるわけです。
(6)まあ、自公両党が変わるか、政権交代するか、どちらかですね。私は、政権交代の方が現実的だし、スピードがあり現代的と思います。
それにしても、野党は大丈夫かい?自公の焼き直し見たいのことじゃだめだよ。
「アベ政治を許さない」だよ。
もっと国民の状態をリアルに見なければ・・・!
にら
【コレクション 93 大久保利通伝】
大久保利通については、いくつも本や論文がありますが、これは大久保利通の最初の伝記といわれているもののパンフレットです。
この大きさは、B5判、8㌻です。B5判の用紙4枚分の用紙を二つ折りし、さらにそれを二つ折りにするとできます。
全体は、
1㌻ 上掲
2~4㌻ 推薦文 勝田政治 国士館大学文学部教授
1.勝田孫彌『大久保利通伝』の復刻に寄せて
中見出し:明治維新の全過程を担う/歴史家勝田孫彌/本書の価値/再評価の機運
2.勝田政治『大久保利通』(講談社)よりの引用
(NHK「その時歴史が動いた」締めの言葉)
5㌻ 目次
刊行案内 体裁:A5判 全3巻2500㌻ 定価:4万円(予価3万円)
発売:平成16(2004)年 380部 マツノ書店
6~7㌻ 内容見本
8㌻ 推薦文 山田兵庫 作家 甦れ大久保利通
*下に載せました。お読みください。
以上です。
きょうは、自転車で羽村まで約7km行き、東京都交響楽団のコンサートを聴いてきました。
曲目は:
1.モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492
2.メンデルスゾーン:序曲<フィンガルの洞窟> op.26
3.メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90<イタリア>
実によいムードでした。
ちなみに、メンデルスゾーンは『舟歌』がいいです。
帰りに、陶芸展もやっていたので見ました。良かったのをいくつか写真に撮りました。
1.前田博作(花瓶):月に野ぶどう
現物は落ち着いていてもっといい感じでした。
2.小松麻子(皿):桜茶屋
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楽しい作品です。
3.渡部清孝(茶わんセット):絵付けで遊ぶ
お茶碗3枚・受け皿3枚のセットに鳥獣戯画が模写されています。
ほかの観覧者あまり関心がないように思われましたが、
私は気に入り、思わず「譲ってください」といいました。
4.帰りに、水木公園というところを通ったところ、カバが逆立ちしていました。
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ワンダフル!
5.帰ると、シジミチョウが待っていてくれました。
もうお休みの時間のようです。
では、今日はここで。
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