宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

宮内庁三の丸尚蔵館へ

2019-04-13 14:44:24 | 日記

天気に誘われてもうすぐご退位される天皇陛下の《御製・御歌でたどる両陛下の30年展》を見てまいりました。
現在81歳の野田弘志画伯の描かれた等身大の両陛下の絵は素晴らしいです。2m四方の大作。北海道のアトリエで約4年近くかかって描き上げられたそうです。細密でリアル、お写真から描いたそうですが、両殿下のお優しさが良く描かれています。
正装でなく普段国民に会われている時の服装でという画家の希望で、親しみやすく本当にそこに立っていらっしゃるような気になります。

在位30年分の天皇の御製と皇后殿下の御歌が一年で一首ずつ披露されています。歌会始の時には両陛下の御製・御歌を拝見しますが、国内外いろいろな場所に行かれるたびに詠まれるようで、分かりやすいのもありますが、難しい言葉を使われたのもあり、和歌を詠まれるのも深く勉強されたのだと感服しました。
実際にお書きになった和歌もあり、天皇陛下は優しいながらもしっかりとした素敵な書、皇后陛下は繊細で控えめな書。書は人を表すと言いますが本当にそうだと思いました。

和歌も書も素晴らしく、天皇陛下は魚の研究を美智子さまは繭作り、ピアノ演奏とそれぞれご公務の合間にされて本当にお忙しいご生活を送られていらっしゃるのだと・・・ご高齢でこんなにお忙しいご生活、さぞ大変でございましょう。後数週間でご退位、本当に有難うございましたと思います。

帰り二の丸庭園も散策しました。外人観光客が多く賑わっていました。手入れが行き届いてツツジやアヤメも咲いていました。真っ青な青空に若葉がキラキラしていて素敵な雑木林散歩を楽しみました。歩数計は10000歩近くになっていました。
コメント (2)
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