宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

一二三之式

2019-09-04 14:48:19 | 茶道




一二三之式を稽古しました。
予告なしに、ぶっつけ本番です。当てられた方は戸惑われたかもしれませんが、「本勝手 濃茶点前」をして下さるとのこと。
快く引き受けてもらえ嬉しかったです。

花月のように札で場所を決め、お菓子を頂いて入室。
お客様は帛紗も腰につけませんし、八畳のままです。

迎え付きで礼をしていよいよお点前。
皆様が注目の中お点前をします。お客様もしっかりと一つ一つの所作を目で追います。
所作のほかにももちろんお濃茶の味や練具合も・・・
亭主も客も緊張感が漂います。

飲み終わって総礼すると 十種香箱が配られます。その間も亭主は仕舞付けを。
拝見道具を拝見した後、十種香箱からお点前の採点の札を選び、香盆が回って来たら選んだ札を折据に入れ順に回します。末客は自分のも入れたら折据を開け、よい札順に並べ正客のところへ。
正客は皆さんの札を見たら十種香箱もそこに戻し、順に回します。末客はそれを通い畳に置きます。

亭主が入って結果を眺め、香盆を押し頂いて感謝を表し水屋へ。
送り礼で終了。

お点前を採点される方も緊張しますが、採点する方も一生懸命お点前を見るという勉強にもなったと思いました。
普段の稽古でお客になったとしても、そんなに一生懸命は見てないと思いますが、この式は正しい所作を再確認するという勉強になると思われます。
コメント
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