本来、【名水点】は美味しい井戸水を朝早く汲みに行って使います。利休好みの釣瓶水指にしめ縄を張り名水を入れます。
お客様はしめ縄を見て「今日はご名水をご用意いただきましたようで、ぜひ頂きたく存じます」と所望して名水を頂くのです。
↑写真は見にくいですがお茶碗の中には名水が入ってます。
その後はお濃茶になります。
東京での名水は明治神宮の清正の井戸や国分寺崖線の湧き水など・・・・と言いますが、稽古では今風にペットボトルの谷川岳の名水など水指に入れておきました。
しめ縄がかかった釣瓶では最後柄杓や蓋置は飾り残しません。
【総荘り】は拝見を省略して、お道具を棚に飾り残すお点前です。
飾りますから最後お茶碗は茶巾で清め茶巾もたたみ直します。お棚によって飾り方は変わりますが、今日は溜精棚を使いました。
お客様は棗や茶杓について、お棚に飾ったタイミングで伺います。
最後に水を水指についだ後、塗り蓋の時は帛紗を草にさばいて蓋の上に飾ります。
すべて使ったお道具を飾り残すのでちょっと華やかな感じになります。
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