宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

夏の趣向点前

2022-07-14 19:45:15 | 茶道
 
今年は梅雨が短く6月中に明けてしまいました。その後の超猛暑!36℃-37℃にもなる日々が続き大変でした。
7月に入ってからは戻り梅雨のような日で気温は下がりましたが蒸し暑いです。

夏の趣向のお点前を稽古しています。

水を打った梶の葉を水指の蓋代わりにして、平茶碗で洗い茶巾を・・・・何とも涼やかです。
平水指や釣瓶を使ったり、ガラスの棗、ガラスのお茶碗などで涼味を演出します。
釣瓶にしめ飾りをしての名水点もこの時期の趣向。
風炉先は御簾に。帛紗も絽のものを使われる方もいらっしゃいます。
現代はクーラーの部屋での稽古ですが、如何にお客様を見た目にも涼しげにおもてなしをするかがポイント。

写真のガラスのお茶碗は前に美術館で主人に買ってもらったものですが、熱いお湯ではお茶を点てられないと思ってずっと飾り棚に置いてました。
しかし眺めているだけではと思い、稽古の終わり近くお釜の煮えが衰えかけた時に使いました。温度もちょうどよく美味しく召し上がっていただきました。お菓子も透き通った琥珀の羊羹で涼味を感じるものでした。
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