寒いですが好天気にめぐまれた昨日、大橋茶寮でお茶会をしました。
私は薄茶席を受け待ちました。
《茶是長寿友》の軸を掛けました。これからも茶道を道連れに歳を重ねていきたいという私の今の心境からこの文言が気に入ったのです。
香合は志野、そして竹の一重切の花入れに西王母と万作の葉を入れました。
淡々斎のご由緒のあるこの茶席ですから淡々斎好みの《清和棚》
これは地板が長方形で、天板・中棚が三角の三本柱のお棚です。珍しいお棚であったので皆様関心を寄せてくださいました。
お点前をする方と半東役は予め決めてあり、皆様きちんとお点前をしてくださいました。とかく正客が決まるまで大変なところ、今回は毎回すんなりと決まり、お客様は素晴らしかったですし、有難かったです。
お茶会は本当に多くの方の協力がなければできません。裏では一生懸命薄茶を点ててくださり、初心者もお運び役をしてお茶会デビュー。
お点前をされていた方のご主人がお正客になるという思いがけない偶然の席となり、微笑ましいひと幕もありました。
最後の回には濃茶席の席主になられた方をお正客に、大橋宗乃先生をご次客にお迎えしての茶席となりました。
皆様が一致団結してそれぞれのお役をしていただいたおかげで無事茶会を終えられ、本当に感謝感謝です。
11月は茶の世界では正月・・畳も障子も、炉檀、壁など新しくなったすがすがしいお席で、とても気の引き締まる、気持ちの良い茶会ができました。
私も一度だけ先生に連れられて、大橋茶寮でお茶事の経験があります。
ご亭主は大橋宗乃様でした。
緊張していたのか他の事は覚えておりませんが、「掛物は東山殿です」という言葉だけは鮮明に覚えております。
お蔭様で懐かしい思い出がよみがえって参りました。
お疲れが出ませんように・・・
ちょっと荷が重かったですが何とか終えホッとしました。当夜は八時就寝…爆睡です。
後片付けもほぼ終わりました。
社中にとっての大イベント・・・若い皆様は楽しまれたようです。
私はバタバタした毎日でネットもすっかりご無沙汰してしまいました。
茶道は入れ替えなど仕事が多くて 年々辛くなってきましたが、来てくださる方がいる、続けられることが元気長寿の元として先生を見習って頑張ります。
炉開き、茶筅供養それに初釜・・この時期は茶人にとって忙しい時期ですね。
茶の稽古はお道具を出したり、片づけたり庭を掃除したり、部屋の掃除したり、花を育てたりいろいろ身体をマメに動かさないとできません。それが”元気のもと”かしらと思っています。