【壺中日月長】の短冊を掛けました。
この言葉の由来は浦島太郎に似た逸話からです。ある役人が薬売りから「素晴らしい所にご案内します」と言われ「この壷にお入りを」と中に入りました。壷の中はなんと仙境でいろいろ仙術を修行し、戻るとなんと10年も経っていたというお話です。
悟りの世界には時間がない…と言う教えです。
これを茶道で軸などに掛ける意味は「茶室は時間と空間を超越した非日常な世界」ということを認識する事と思います。
今朝稽古に使っている八畳に掃除機をかけていて、「ここがまさに壷中なのだ」と、はたと思いつきました。
この八畳の壺中で仙術ならぬ茶道を励むのだと・・・・
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