富山きのこクラブの皆様
早いもので、もう鍋会の季節になりました。
今日の富山県中央植物園/友の会/きのこ部会の観察会は頼成の森で行われました。鍋会には44名、同定会には30名強の参加がありました。
ヒラタケ
(Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer)
スギヒラタケ
(Pleurocybella porrigens (Pers.:Fr.) Sing.)
am12:00、今年も行列のできる…美味しいきのこ鍋ができました。鍋会には44名の参加がありました。
部員お手製の、ナツハゼ・グミ・ヤマブドウのジャムも振舞われました。
40種強の野生のきのこが入ったきのこ汁。穴谷ノ霊水(アナンタンのレイスイ)を使った出汁(上市町で販売されているそうです)で仕上がっています。 「武田先生のオニフスベは不味かった~!」
「シモコシは初めて食べたよ」
「グミのジャムはおいしかったね」
昼食後、同定会が始まりました。思ったほど種類は多くはなかったようです。
アキヤマタケ
(Hygrocybe flavescens (Kauffm.) Sing.)
ナナイロヌメリタケ
(Hygrocybe laeta (Pers.:Fr.) Kummer)
カキシメジ
(Tricholoma ustale (Fr.:Fr.) Kummer) これといった特徴が無いのが特徴だそうです…^^;
強いてあげれば、傘の周囲表面に2~3mmおきに短い黒っぽい条線が現れる場合があること、ひだを傷つけると茶色のしみができること位だそうです。
石川では「投げつけても壊れない」(ほど強靭?)のが特徴と言ってるらしいけれど…「縦に裂けるのは食」と同じレベルに聞こえますね。
写真の右側の茶色の薄い大きなきのこはコノハシメジ(Tricholoma folicola Har. Takahashi)です。
ハゴロモイタチタケ
(Psathyrella delineata (Peck) A.H.Smith) 「北陸のきのこ図鑑」正誤表に、ニセムジナタケ(仮)(Psathyrella sp.)が訂正されて、標記学名が載っています。(delineata ⇒ 描いた)。尚、図鑑の(Psalhyrella sp.)は(Psathyrella sp.)の誤りです。
富山きのこクラブの皆様、今年のきのこ部会の活動はこれで終了です。充実した1年間を過ごすことができました、皆さん有難うございました。
来年は、2009年1月24日(土)に恒例のスライド学習会が予定されていますので、宜しくお願いいたします。終了後、有志による新年会も企画されていますので、こちらも宜しく。
有志の皆さん、薬勝地池公園の定点観察会は引き続き行われます。寒くなりますので、防寒対策を準備ください。
「菌のふしぎ展」見学ツアーはそろそろ人数を確定する時期です。橋屋さんまでご一報ください。
クリタケとサツマイモのキッシュ 夕食に昨日のクリタケが出てきました。私のお気に入りです。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/