山きのこクラブの皆様、橋屋 誠 様
しばらくです。
きょう眼目(さっか)でアカガシのカシナガ被害を見てきました。
昨年、消毒されたようで、木屑などは出ていなかったですが、写真のようなきのこの幼菌が地上30㎝ほどの周り全体に見られました。
どんなきのこでしょうか。
いまは青々としていますが、このアカガシ巨木の運命はいかに・・・。
--- 武田宏 ---
武田先生
富山きのこクラブの皆様へ。
植物園の橋屋です。
雰囲気からまだ幼菌のようですので、今後(秋が深まれば)下の面に管孔ができ、種の特徴もはっきりするのではないでしょうか?
カシノナガキクイムシが入っても全ての木が枯れるとは限りません。先日、婦中町千里にある常楽寺に行ってきましたが、ここのウラジロガシもかなりカシナガにやられており、カシは枯れた個体、枝が半分程度枯れた個体、まったく変化なく葉が茂っている個体がありました。
ただ、写真の硬質菌は材の枯れた部分を食べて生活していますので、木が弱ればより広範囲に発生するものと思います。いずれにせよ木が衰弱する気がします。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/
富山きのこクラブの皆様、橋屋 誠 様
ちょっと写りが悪いですが同定願えますか。
・:武田:・