富山きのこクラブの皆様
春のような暖かさの中、中央植物園/友の会/きのこ部会の「きのこで染めよう」きのこ染め講習会が開かれました。全部で11名の参加が有りました。
今回使用したきのこは
コツブタケ[Pisolithus tinctorius (Pers.) Coker et Couch]
学名の[ tinctorius ]は「染色用の」とか「染物の」とかの意味だそうです。染料はきのこの無性基部に多く含まれているそうです。
先媒染:絹の生地をミョウバン溶液(生地の重さの10%)に浸して加熱後、水洗い。
後媒染:生地を先に染液に浸してから染色します。 こちらは、カリ明礬で媒染した生地を染液に投入。
後媒染用の硫酸第一鉄溶液。空気中の酸素で参加されて黄色味が強くなっています。
左が鉄媒染、右がアルミ媒染。アルミ媒染の方がやや明るい色に染まるようです。
今年は昨年を上回る参加があり、大盛況でした。
来年は、紫色に染まるウメノキゴケに挑戦…だそうです。桜の樹に普通に見られる地衣類です。色が濁るので、採取の時には木の皮をていねいに除いてくださいとの事です。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/
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