富山きのこクラブ

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きのこ染め講習会について

2010年01月05日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

新年おめでとうございます。
植物園の橋屋です。
今年は秋(9/22-10/31)に植物園できのこ展を開催いたします。
なんせ、40日間の長丁場ですので、ずっと通して展示する写真展や、短期で行う行事を組み合わせて行いたいと考えています。
部会の皆様には、写真展や生きのこの展示などご協力いただけますようよろしくお願いいたします。

さて、間もなく友の会会報(第54号)が皆様のもとに届くものと思います。
そこに2月28日に実施するきのこ染め講習会についての記事がありますので、これについて案内させていただきます。

今年のきのこ染め講習会では、最初にウメノキゴケを染料にしてハンカチを染めます。
ウメノキゴケは菌類と藻類が共生した「地衣類」という生き物で、アンモニア発酵させると赤味のある色素が得られます(現在植物園でアンモニアと過酸化水素水を用い発酵させています)。この色は他のきのこでは得難いもので、きれいなのですが、残念ながら日光堅牢度が弱く、紫外線で簡単に脱色されます。
このため、いつものようなスカーフを染めても生活の中で使うことが難しいため、色が染まるという見本として染めるのはハンカチにしました(光が当たらないと色は持ちます)。
時間もウメノキゴケだけでしたら、午前10時から始めてお昼前には終了するものと思います。

また希望される方があればですが、今年のきのこ展ではきのこ染めの展示もしたく思いますので、ウメノキゴケの染めが一段落した段階で、2年前にも行ったロクショウグサレキンの染めもしたいと思いますが、参加者の皆さんが満足されるだけの材料(ロクショウグサレキンで青くなった木材を薄く削ったもの)が揃うかわかりません。
この2つの点を理解していただき、きのこ染め講習会に申込みください。

なお、申込みは橋屋へのメールか、植物園への電話でお願いいたします。
例年この行事は申込者が多く、すぐに締め切りになりますので、希望される方は早い目に申込みいただけますようお願いいたします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


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