富山きのこクラブの皆様へ
植物園の橋屋です。
ここ数日、何度も続けてエノキタケが植物園に持ち込まれるようになりました。
ここ数日の寒さと雨でよく発生しているようです。
エノキタケは、
1.傘に粘性があること
2.ヒダは白~うすいクリーム色
3.ヒダの柄に着き方は上生(柄の手前で内側でへこんだように見える)
4.柄の下部は焦げ茶色(時に薄いことあり)で、表面に非常に細かい毛がビロード状に密生する
の全ての条件を満たせば比較的簡単に同定できます。
エノキタケと似てる毒きのことしてはコレラタケがありますが、これは
1.柄につばがあること
2.成熟したヒダがサビ色をすること
で上のエノキタケと区別できます。
(富山県ではまだコレラタケの記録がないので、見つけた人はぜひ植物園にお持ちください。富山にもきっと分布していると思います。)
きのこの同定には何度かの経験を積むことが大切です。くれぐれもわからないきのこは絶対に口にしないでください。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/
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