昨日、橋屋さんから頂いた採取記録。
エゴノキタケ、ヒラタケ、カイガラタケ、ヒイロタケ、キンカクキンの1種(ハンノキ雄花花穂上)、エノキタケ、ハチノスタケ、カワラタケ、ムキタケ、クヌギタケの1種、サガリハリタケ、キクラゲ、フウセンタケの1種、ハカワラタケ、スエヒロタケ、タマキクラゲ、センボンクヌギタケ、ニッケイタケ、クロコブタケの仲間、黄色いカビ、ヒメキクラゲ
「黄色いカビ」は環境衛生検査センターの常盤さんによれば、外見はHypomyces subiculosusに似ているとのこと
キンカクキンの1種(ハンノキ雄花花穂上)は、全国的にハンノキの花穂に出ているものに似ている。しかし、北陸ではハンノキからでた子嚢菌類は未報告。
富山きのこクラブの皆様
昨夜来の氷雨が上がってよい天気。本年度最後の薬勝寺池公園定点観察会は9名が参加しました。
ヒラタケ
[Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer]季節を誤ったのか、発生したての美味しそうな幼菌です。
ニガクリタケ
[Naematoloma fasciculare (Hudson:Fr.) Karst.] 何時でも何処にでもある…いかにも美味しそうな幼菌でした。クリタケだ!と言っても通るかもしれません。
今日はチョット寄り道です。
近くにある日宮社叢に来ました。
太い樅の樹や裏白樫などが有って、興味を引かれる環境でした。 伐採された太い樅の樹?から硬質菌が出ていました。
レンガタケ?
[Heterobasidion insularis (Murr.) Ryv.] 管孔は迷路状。
コースに戻って
ツバキキンカクチャワンタケ
[Ciborinia camelliae Kohn]
全部で30種弱ほど採取されました。 写真を撮って、本年度の定点観察会は終了です。
なかなか面白くて有意義な観察会でした。来年度からは今年のデータをベースにしますので、隔月の観察になります。個人的には「プロがチンしたハイイロムシタケ」の正体が何なのか?…ヒロメノトガリアミガサタケも見てみたいし…今からわくわくしています。
次回(平成21年度第1回定点観察会)は、
4月4日(土)
10:00~ 薬勝寺池公園での観察
13:00~ 中央植物園での観察
⇒同定・整理
となります。中央植物園での観察日は随時連絡いたしますので宜しくお願い致します。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/
富山きのこクラブの皆様へ
植物園の橋屋です。今年は暖かいためか、早くからツバキノキンカクチャワンタケが出ているようですね。
先月の薬勝寺池公園であった定点観察会で、ハンノキの花穂(昨年咲いた雄花の名残で、「ブドウを食べた跡の軸のよう」に見えるもの)から出たチャワンタケが見つかりましたが、その翌日には植物園で同じきのこを探そうと園内のハンノキの下をガサゴソした結果、今度はハンノキの果実(小さなマツカサから出た2ミリほどで平べったいもの、種子に見えるがこれがハンノキの果実)から出たチャワンタケを見つけました。
そこで、一昨日に青森であった青森きのこの会の勉強会に科学博物館の細矢さんが出られることから、金曜日に再度この小さなチャワンタケを採集し、フィルムケースに詰めて青森に持って行きました。
その場で種名はわからなかったものの、きのこは細矢さんが持ち帰られましたので、何時か返事があると思います。
皆さんの近くにハンノキがありましたら、ぜひ落ち葉をそっとめくって、チャワンタケを捜してみてください。
ハンノキの果実から出るチャワンタケは、径が1~3mmで、1つの果実から1~5本が束生しています。
また中田さんが有峰で採られたオドタケの複式標本(2つに分けた標本の一つ)も細矢さんに渡しましたので、この後はつくばの科学博物館に置かれるはずです。
これでほんのちょっぴりですが、科学博物館の富山県産のきのこ標本が増えました。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠_/_/_/_/_/
激動の2月が終わった。
定点観察会、町内青壮年会新年会、拓ちゃん結婚式、きのこ染め講習会等のイベントがあった。
省エネ基準が告示され、解説書の校正も目途が立ち、検討委員会も26日で最終回を迎えた(出席できなかったが)。この間、2回の取締役会報告をこなしてグループ会議を乗り越えた。
年度の変わり目は何時も忙しいが…今年は特別
来年度のカレンダーが配布されて…アレレ!
3県きのこ会交流会の初日が出勤日になってるではないか!連休の後の土曜日を出勤日にするのはよく有るパターンだった。
きっと他にもバッティングしているイベントがあるんだろうなぁ~ にしても、来年度はきのこにかかわる時間が減りそうだ。