ポール・ハギス監督, 脚本作じゃなかったら主演も興味なかったからスルーしてたかも。
試写にて鑑賞
ポール・ハギスと言えば、イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」、
男のマリッジブルーを描いたラブコメ、「ラスト・キス」、「007 慰めの報酬」では脚本を担当、
「硫黄島からの手紙」では原案、
アカデミー賞作品賞を受賞した群像劇「クラッシュ」や「告発のとき」監督&脚本。
これ、何かのリメイクだったな~と思いながら観ながら「すべて彼女のために」ってカンジと思ったら
ソレでした
そして日本でのキャッチコピーは「逃げ切れるのか。」まさにそのまんま
「すべて彼女のために」はダイアン・クルーガー主演、フレッド・カヴァイエ監督の2008年フランス映画。
結局劇場鑑賞見逃したけど
主演は、ラッセル・クロウ。
むちゃぶり凄い
そこらの大学教授にしては肝座りすぎてます いかなる手を使っても妻を助けるのに一人必死
ダイアン・クルーガー演じた妻には、エリザベス・バンクス。突然逮捕される。
この人、「スリザー」や「40歳の童貞男」「恋するポルノグラフティ」とか
おバカなコメディの印象強過ぎて、旦那一生懸命なのに冷めてるというか、
なんだかこのシリアスな役合わない気がしちゃった。
そして「共演」となってる大物、 リーアム・ニーソン。
脱獄のプロ?としてコツを伝授というこのシーン、たった5分くらいの出演だよ
共演どころか友情出演ばりの短さ
あと、オリビア・ワイルドも何かありそうで結局とくにない
誰でもいいようなちょっとした役で出演。
ストーリーは単純。
ごく平凡な大学教授が、殺人の罪で投獄された愛する妻の無実を信じ、彼女を取り戻すため命を懸けた脱獄計画を練り上げ実行に移すさまをスリリングに描き出す。
5/10(56点)
この内容で134分って長っ とにかく長すぎると思う。
もっと前半でカット出来ると思うし。
いつも言ってるようだけど、120分超えって相当面白くないとけっこうキツいと思う。
しかもいつものポール・ハギス作品らしく 暗いし 音楽もないし淡々としてるので
前半は危うくうとうとになりかけるもなんとかセーフ。
わたしがやっと少し面白く感じてきたのは、ラッセルがやっと動きを見せ始めた頃から。
その頃から音楽も入る。ダニー・エルフマン
それまで☆4だなこりゃ、って思ってたけど
入念な計画後、徐々に行動し、クライマックスの30分でかなり強引な行動へ!
驚く妻を誘導し 計画通りに行くのか!?
妻には もっと私はやってないというカンジをみせて欲しいんだけど
リーアムさんの教えによる何か条のひとつにあった
必要なのは度胸とわずかな幸運
わずかどころか超ラッキーなことの連続でうまいこと切り抜ける。
この辺、エンタメ映画ですからね。
妻の無実を確認するまでもなく信じてひたすら助けるために突っ走る
罪人になったってかんけーねーっていうのが 私生活でも暴れん坊のラッセルらしい(笑)
あ、後半では 突っ走ってたラッセル、妻の突飛な危険な行動でふっと車停め
草原で一息。手と手が触れて、、、、というシーン
なんとなくポール・ハギスの脚本らしさを勝手に感じてしまったけどここはオリジナルにもあるのかな。
わざわざ確かめようとまでは思わないケド
リメイクしたくらいだからオリジナルの方がきっと面白いのではないかな?
それとも単にリメイク出来そうなものは何でもしちゃえというハリウッドのネタ切れ事情での映画化?
前半のタラタラさえテンポよくしてくれてればフツウに面白い作品なんじゃないかな。
THE NEXT THREE DAYS 2010年 アメリカ 134min
9月23日(金・祝)より、ロードショー
2010/11-9 NYプレミアにて
たった5分の出演で駆けつけた、リーアムさん
オリビア・ワイルドド迫力
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