オルダスハックスリーのすばらしい新世界では
人は生まれつき特定の役割を割り振られ世界国家のために
あらかじめ決められた職務をはたしながら一生を終えてゆく
ここで描かれる極端な社会に社会的流動性という選択肢は存在しない
然し、自由の極度の消失が革命を招くことが無いのは何故か
それは全てDrugと呼ばれる政府に管理された薬のせいなのだ
世界国家には戦争は存在しない忠誠心が分断されることもなく
誰もが社会は個人を優先すると知っているこの念入りにコントロールされた
社会で何か良くない事が起きるとDrugが事実からの逃げ場を提供し
事態を収拾してくれる
これまで多大な努力を払い、長年のつらい道徳的なトレーニングを経て
ようやく手にすることが出来る資質が半グラムの錠剤をニ、三粒
飲むだけで良い、
誰でも高潔な人間になれる、道徳性の少なくとも半分を
壜にいれて持ち歩けるのだ
涙がいらないキリスト教それがDurgだ
soop「未来には病気でなくとも病院に通う人が
確実に増えるだろう」
ファーファ「マイナートランキライザー」
soop「その薬を飲めば悩みがなくなり、怒りが静まる」
ファーファ「違法でなく合法で」
soop「その薬は文明を変えるだろうね」
ファーファ「涙のいらないキリスト教ネ」
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