5月15日(日)、一人の観劇。
時間早く着いてしまったので三々五々に市民会館に集まって来る人達を
眺めていた。
前日とはなんか違う。遠征組の方、歩くのが不自由な方、男性....
千秋楽特有のざわつきがあった。
開演前、お客様の反応が昨日よりもすごい。元気がいい。
と、まあ、こんな感じで始まりました。
今回の公演で一番印象に残ったのは 今 拓哉 さんの熱演です。
山口さんが、開演早々のトップバッターである
ジョン.ジャスパー役の今さんを紹介するとき、
「今さんの楽屋はとてもきれいに片付いていて、これは有名な話」的な
ことを仰いました。
会報のメビウスを読んでも、レミゼのジャベール警部役でも
彼の居ずまいはその言葉をさもありなんと思わせるものがわたしには
ずっとありました。
なので、今回のジョン.ジャスパー役は目から鱗、いや、この表現は
おかしい、
うう^^ん、なんて言えばいいのだろう.....
一癖も二癖もある変態ジャスパーをシリアスにも、可笑しく演じているのが
とってもnice!
新たな今 拓哉 さんの発見でした。非常に良かったです。
この「エドウイン.ドルードの謎」はお客様参加型ミュージカル。
エドウインを殺したかも知れない容疑者は観客の投票で選ばれます。
演目の最後のナイスカップルは観客の拍手と支配人祐一郎さんに
委ねられて、その采配で役者さん同士のガチ じゃんけんになります。
福岡大千秋楽の容疑者はプリンセス.パファー、
ナイスカップルはヘレナとネヴィル、二人は双子という役だったのですが、
ここでは役に関係なく瀬戸カトリーヌさんと水田航生が拍手、じゃんけんを
経てカップルに選出され、観客を大いに楽しませてくれました。
私が見た2回のうち、瀬戸カトリーヌさんは2回とも選ばれました。
山口さんも苦笑いしてましたねえ(笑)
喜劇ではないのに、観客、役者さんが笑いに包まれる舞台......
シリアスなストーリーの中にいろんなパロデイがさりげなく挟み込まれて
それで、観客に息をつかせ、サッとまたストーリーに戻る、この按配が
とても良かったと思います。
そして最後に、山口祐一郎さんは今回もとてもとても素敵でした。
素晴らしいコンダクターでした。
プレビュー公演だったので来年あたりは本公演でまた戻ってきて
欲しいです。
楽しい時間をありがとうございました。